捨てる&やめると幸せになるもの5つ

やましたひでこさん
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知らず知らずのうちに、考え方、行動のクセをため込んでいませんか? やましたさんがたどり着いた、断捨離することで、よりすてきな未来につながるものもお聞きしました。

●自分で選んでいないものや状況

好みではないのに、「いただいたから」という理由でもっているものはない? いい人と思われたくて、イヤな役目を引き受けていない? それは自分が人生の主役ではない状態。思いきって決別し、自分を取り戻して。

●夫への勝手な期待

夫に対して、「してくれない」「わかってくれない」という不満を常にため込んでいない? 人を思いどおりに動かそうとするのは無理だとそろそろ気づいて。自分視点の勝手な期待は捨てましょう。

●「主婦だから」「母親だから」という縛り

“妻だからこれが当然” “母親だからこうすべき”という“だから”を軸にして生きてきた人も多いはず。もうその縛りから卒業する時期です。本当の自分はなにが好きだったのか、思い出してみて。

●親に押しつけられた価値観

ものを選ぶとき、行動するときの判断基準が、親の価値観のままになっていない? 自分で自分の心に従う許可を出しましょう。「使えるものを捨てるなんてとんでもない」といった考え方も、親の影響かも。

●コンプレックスを埋めるためのもの

人は無意識のうちに、気になることや欠点を埋めるためのものを集めてしまいがち。もしいつも買いすぎるものがあるなら、理由を考えてみて。もので解決できていないことに気づけば、新しい扉が開けるかも。

40~50代の断捨離ターニングポイント

ここからは、やましたさんが40~50代で断捨離したものを紹介します。

●46歳:通信教育の教材

「このままで人生終わりたくない」という気持ちで取り寄せていた、通信教育の教材。思いきって捨て、それが自分の焦りと不安の象徴だったことに気づいた。

●47歳:やりがいをもてない仕事

夫の会社の経理を担っていたが、もともと興味がない仕事。「自分を生かしきれていない」という不満がたまり、夫に「もうこの仕事はできません」と宣言。

●48歳:「眠れない」という悩み

更年期症状で不眠に悩まされ、あるときから「眠れないことを悩まない」と考えを変換。眠れなくても気にせず、「眠くなったら寝る」スタンスで気がラクに。

●59歳:1拠点での生活

石川県の自宅以外に、東京でのマンション暮らしをスタート。今は縁あって鹿児島と沖縄に拠点をつくり、東京の事務所、夫の故郷・石川を含めた4拠点暮らし。