バルコニーやベランダは、家づくりで後悔しがちな場所です。4年前に2階建ての注文住宅を建てる際、建物の正面と奥の2か所にバルコニーを計画したライター。なんと、洗濯物を干すためにつくった奥のインナーバルコニーのことで後悔するハメになりました。「布団が干しにくい」「インナーバルコニーなのに、少しの雨で洗濯物がぬれる」などの誤算が。詳しく理由を語ります。

外観
ベランダやバルコニーをつくって後悔している人は意外に多い
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家の東側と西側に2つのバルコニーをプラン

2階の間取り

筆者は夫とふたり(+犬1匹)で暮らしています。4年ほど前に地元工務店で、延床面積35坪の2階建ての注文住宅を建てました。

上はわが家の2階の間取りです。東側(右)に縦長のバルコニー、西側(左下)に四角いインナーバルコニーがあります。

東側のバルコニー

東側のバルコニーは、道路側に面しています。サイズは、幅630×奥行き130㎝です。

じつは筆者が思い描いていた「理想の外観」は、家の正面にバルコニーがある家。加えて、眺めがいいことが、この土地を購入した理由のひとつにもなっていました。ですから、この東側のバルコニーは、たとえ用途不明でも必須でつくりたかったのです。

西側のバルコニー

そして、こちらが西側バルコニー。もともと決定していた間取りは、総2階ではありませんでした。しかし、再度、間取りを検討したときに、いっそのこと総2階にしようという話に。その結果、2階の一角につくったインナーバルコニーです。幅260×奥行き160㎝の広さがあります。

道路とは反対側で、外から見えづらい場所。西側なので遅い時間から干しても、日が当たるだろうと、洗濯物や布団を干す目的でつくりました。

東側は、明確な用途はないものの、景色を楽しんだりグランピングをしたりする場所として利用。西側は、洗濯物や布団を干すなど、実用的な使い道をするつもりでした。しかし、住み始めると、まさかのできごとが!