●4:洗濯機の節約方法
洗濯は日々の大きな家事のひとつです。その洗濯機の運転を見直すことで、思わぬ節約が可能になります。
筆者が心がけているのは、コースの使い分けです。標準コースは、なるべく洗濯物を溜めてまとめて洗うときに使います。洗濯回数を減らすことで、電力とお湯の消費量を減らせるためです。一方で、急ぎのときには短時間コースを使用。洗濯時間を減らすことで、電力と水の消費量を減らせます。
さらに、筆者は共働きのため夜間に洗濯することが多いですが、夏場は洗濯物を部屋干しにするように心がけています。乾きにくい時期は仕方なく浴室乾燥機を使用しますが、部屋干しにすれば乾燥機の使用が不要になります。
洗濯機の賢い使い方で、節約ができることを実感しています。負担の大きな家事ですから、この配慮は欠かせません。
●5:照明機器の節約方法
最後に照明機器の節約。以前は、部屋を出るときの消し忘れが多々ありました。部屋の電気をつけっぱなしにしていたり、外出時に玄関やポーチの照明を付けっぱなしにしていたりと、意外な場所で電力を消費していたのです。
そこでまず、各部屋の電気を消す習慣をつけるようにしました。出る前に「今日はすべての電気を消したかな?」と意識するように心がけています。もちろん、完璧にできるわけではありませんが、少しずつ習慣化が進んできました。
さらに、人感センサーつきの照明器具も導入しています。人がいるときだけ自動で点灯し、不在時は消えるため、つい忘れがちな消し忘れを防げます。廊下やトイレなど人の出入りが多い場所に設置すれば、大きな節約につながります。
少しの意識と工夫で、節約ができる
このように、ちょっとした工夫と習慣づけで、エアコンからテレビ、冷蔵庫、洗濯機、照明器具まで、さまざまな場所で節約ができることでしょう。
自身が暮らしの中に潜む無駄に気づき、小さな改善を重ねていけば、着実に光熱費の負担を軽減できるはずです。限られた家計からの出費を減らせば、その分、ほかの大切なぜいたくにも回せるはず!
これからの季節、光熱費の値上がりによる影響が一層大きくなることが予想されます。しかし、一人ひとりの賢い取り組みがあれば、そのつらい実態を乗り越えられるでしょう。お住まいの地域の光熱費水準を確認し、ここで紹介した節約アイデアを参考にしながら、賢く対策を立ててみてはいかがでしょうか。