●3:壊れたらすぐ買う

“壊れる前に買い替える”ことにも少し通じますが、以前は、今まで使っていたものが壊れると慌てて代わりのものを購入していました。

しかし、本当にお金に困っていた頃、炊飯器が壊れたとき「これは本当に今買うべきなのだろうか?」と疑問をもちました。そこで、「しばらくなしの生活を体験してみよう」と決め、8か月間圧力鍋でお米を炊き、少しずつお金を積み立てながら自分を観察。

と当初は「圧力鍋で炊くなんて面倒くさい」と思い込んでいましたが、この経験から目が覚める発見がたくさんありました。

・不便すら1週間程度で慣れてしまうこと
・なければないですむこと
・ないとダメだと思い込んでいたこと
・じつは家じゅうのいろんなものがなくても大丈夫なこと

それ以来、壊れたときは考え直すチャンスと思い、すぐに買い替えず自分を観察するようにしています。

しっかり検討した結果、必要ならばいったん中古でしのぎ、その間にお金を貯めて希望の品を買うこともできます。「壊れた=すぐ新品」以外の選択肢がないか、壊れる前に日頃から調べておくようにしています。

思い込みをやめたら見極めることができるようになった

お金が貯まらなかった頃は、「ないことに耐えられない」「持っていなければ」という思い込みがありました。

今までそろっていたものが欠けると一瞬不足感がありますが、本当に必要かどうかを見極めるいい機会でもあります。絶対に必要なものでなければお金の姿のまま貯金しておけばいい、また改めて必要と思えば買えばいい、と考えるようになってから計画的にお買い物できるようになりました。

なかなかお金が貯まらない、とお悩みの方は一度お買い物のときの思い込みがないか、見直してみていただければと思います。