毎日出入りする玄関。「明日使うかもしれない」靴や小物を全部置いていると、ごちゃごちゃした空間に見えてしまいます。そこで今回は、ハギヤマジュンコさん・ようさん・瀧本真奈美さん・櫻木なおみさんの4人に「すっきり玄関」のコツを聞きました。
すべての画像を見る(全15枚)玄関まわりで使う&収納したいものに、優先順位をつける
一級建築士の資格を持ち、整理収納アドバイザーとしても活躍中のハギヤマジュンコさん。実践している「玄関収納」の工夫と、100円アイテムを使った収納アイデアを教えてもらいました。
玄関の土間部分にはつくりつけ収納がなく、あるのは玄関の向かいの階段下のみ。つくりつけの靴箱も廊下にあります。どちらかというと条件が悪いのではないかと感じていますが、玄関周りには収納したいものがたくさんあるため、工夫が必須です。
そこで、しまうものに使用頻度で優先順位をつけ、場所を分けて収納するようにしています。
よく使うものは出しっぱなし。インテリアも兼ねた収納を活用
いちばんよく使うものは、玄関土間に後づけした「ドローアライン」という、おしゃれなつっぱり棒を使って収納しています。
ここには、マスク・印鑑・娘の傘を。使ったあとの濡れた傘もこの場所に一時置き。出しっぱなし状態になるため、使用頻度がいちばん高いものを収納しています。
玄関に入ってすぐの場所だからこそ、インテリアも兼ねて見せる収納ができるドローアラインをチョイス。使うものと飾るものを意識して配置し、煩雑にならないようにしています。
身支度アイテムは階段下収納に。扉裏に100円グッズで収納をプラス
玄関を上がってすぐのところにある階段下収納には、身支度に使うものをメインで収納しています。
春夏は帽子やアームウォーマー、秋冬は防寒着や手袋などをしまっていて、季節に関係ない普段使いのバッグや夫の仕事バッグもこの場所に。
出かける際にこの扉をあけて身支度をしたら、帰ってきて脱いだものもここにしまい、リビングには持ち込まないようにしています。
両壁面に無印良品の「壁に付けられる家具」をつけていますが、それではたりないため、100円ショップでそろえたワイヤーメッシュと引っ掛けパーツ、粘着フックを使い、扉裏にアウターや小物類をチョイ置きできるスペースを追加しています。
※記事の初出は2024年4月。内容は執筆時の状況です。