リビング階段は、LDKのどこにいても見える位置に

リビング階段と動線
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子育て世帯のわが家が、リビング階段の位置でこだわったことが2つあります。

1.階段を死角にしないこと
2.あえてLDKを通る動線を長くすること

じつはこのリビング階段、キッチンやダイニングで過ごしていても、よく見えます。さらに厚い腰壁や蹴込み板のない、オープンな階段にしたことで、死角になりません。

子どもが階段を上り下りする様子がわかることで、危ないなと感じたら、すぐ駆けつけることが可能です。

まだひとりで上り下りできないはずの子どもが、気づけば何段か階段を上っている…。実際わが家では、そんな場面もよくありました。もし、リビングではなく廊下や玄関にある間取りなら、すぐ駆けつけることは難しいでしょう。

このように、階段を目に入りやすい位置に設置することで、子どもにとっての階段事故の危険を、減らすことができていると感じています。

もうひとつの「LDKを通る動線を長くする」というのは、学齢に達したときのことを考えてのことです。

この位置なら、学校から帰ってきたときも、また、ランドセルを置いて遊びに行くときも、リビングだけでなく、キッチンの前も通ることになります。

自然に「おかえり!」「行ってきます」などと自然に会話も増えます。子どものちょっとした異変にも気づくはずです。