玄関回りに「小さな庭」をつくると、家の外観に温かみが生まれます。玄関ドアを隠す壁の前と外壁沿いの小さな2つのスペースに、植栽を植えたライター。家族と行き来する人が心をなごます姿を日々見て、うれしく思っています。咲いた花を部屋に飾れば、暮らしにうるおいも。
すべての画像を見る(全12枚)玄関前に「小さな庭」をつくり優しいたたずまいに
筆者は夫と小学生の息子2人(9歳と7歳)の4人暮らし。3年ほど前にハウスメーカーで建てた、2階建ての注文住宅に住んでいます。
1階には玄関、LDK、趣味室、トイレが。2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、主寝室、子ども部屋、トイレ、来客用のスペースがあります。
わが家は、昔ながらの住宅街の一角に立っています。玄関の前の道路は、クルマ1台しか通れない道幅。クルマが出入りしやすいように、また、遊びにきた人が敷地内にスムーズに駐車できるようにするため、塀はつくりませんでした。
さらに外構業者には、切り返しがしやすく、砂利の跳ねが気にならないように、なるべく地面はコンクリートにしてもらうように希望。
ただ、塀をつくらないと玄関が道路側から丸見えになります。そこで、玄関は壁で隠しつつ、建物のほかの部分は見えるプランに。
そのとき外構業者から提案されたのが、上の図のピンクで丸をつけた部分(道路側から見ると、正面に見える玄関を目隠しする壁と黒い壁の前)に植栽を植えることでした。
「こちらに少しでも緑があると、コンクリートの無機質な感じが和らぎますよ」とのこと。