ESSEonlineに掲載された記事のなかから、6月に読みたいベストヒット記事をピックアップ!
貯まる家、貯まらない家にはどんな違いがあるのでしょうか。「貯まらない家には、よくない“買いグセ”がありました」というのは、ライフオーガナイザー・ファイナンシャルプランナー・家計アドバイザーの下村志保美さん。片づけの仕事でさまざまな家を訪問して感じた、「貯まらない家」に共通してあるものについてまとめました。
※記事の初出は2023年6月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。
1:「安くなっていたから」買った服
すべての画像を見る(全4枚)セールのときに偶然見つけた服。普段なら買わないタイプの服を「安くなっているし」と買ったものの、自宅に持ち帰って来てみたら手持ちの服とのコーディネートしづらい。
せっかく買ったのだからとその服に合いそうなものを買いたすけれど、買いたした服や小物も結局普段持っているものと合わせにくいので、「コーディネートしにくい服」がたまっていく悪循環。まさに「タンスのこやし」です。
洋服を買うときは、手もちの服を思い出し、最低でも3パターンの着こなしが思いつくものを購入すること。「安くなっているから」ではなく「定価でも買いたい服」を買いましょう。
2:「買わないと損!」と言われて買ったもの
SNSを見ている、たとえば100円ショップの商品を「100円でこのクオリティーなのだから買わないと損!」というような投稿を見かけます。
が、冷静に考えてみてください。
いくら安くて優秀な商品であっても、自分にとって不要なものを買ってしまったらそれこそ「損」です。
以前ご訪問したお客様は、そういうグッズをたくさんためこんでいるタイプ。
たとえば有名主婦ブロガーが紹介していた、塩やオイル、ビネガーを目盛り通りに入れるとドレッシングができるという「便利そう」なグッズをお持ちでした。
ですがお客様自身はドレッシングは市販品を愛用しているので手づくりをする習慣はないとのこと。衝動的に買ってしまったものの使わない、だけどせっかく買ったのだから捨てるのは忍びない、とお困りでした。
「これ便利そう!」の「そう」が曲者。だれかの「便利そう」が自分の便利とは限りません。自分がそれを使うシーンを具体的に思い浮かべながら、たとえ100円であっても慎重に購入することこそ節約です。