映画『シティーハンター』で、ずっと憧れていたキャラクターを演じることになった鈴木亮平さん。「子どもの頃にワクワクした感覚を皆さんにももってもらえたら」と話す鈴木さんの、原作愛にあふれるインタビューをお届けします。
すべての画像を見る(全5枚)鈴木亮平さんインタビュー。「観る人がどう感じるか今もドキドキしています」
映画『シティーハンター』のインタビュー場所にずらりと並んだのは、鈴木亮平さんの私物だという原作コミックに、作者の北条司さんのサイン色紙、主人公・冴羽リョウ(※リョウは、「けものへん+寮のうかんむりなし」が正しい表記)のモデルガン。数々のグッズからも、本作で冴羽リョウを演じた鈴木さんの“シティーハンター愛”が伝わってきます。
「今でも、読むたびに子どもの頃と同じ気持ちに戻っちゃいますね。モデルガンはファンの方がプレゼントしてくださったもので、サインは10年前に対談で北条先生にお会いしたときに書いていただいたんです」
80年代に一大ブームを呼んだ『シティーハンター』は、東京・新宿を舞台に、裏社会のトラブル処理を請け負う一流のスイーパー(始末屋)である冴羽リョウの活躍を描いたもの。取材中も「僕、冗舌にしゃべりすぎですね」と苦笑するほど熱心な原作ファンだという鈴木さんだけに、リョウを演じると決まったときはさぞかし胸が高鳴ったのでは…?
「これは大変なことになったぞ、と。皆さんのなかにそれぞれの“シティーハンター像”“冴羽リョウ像”があると思うので。そこをお預かりするのは、正直怖かったです。でも、そこから逃げたらなにもできない。夢をかなえようという覚悟で、自分のお尻を叩き続けました。その気持ちは撮影後も続いていて。どんなふうに観る人に受け取ってもらえるか、今もドキドキしています」