貯まる人ほど独自の買い物ルールをもっている――。その真相を確かめるべく、ESSE読者のKさんにその真相を確かめるべく、直撃取材しました。
カゴの中身に隠された“貯まる買い物テク”を徹底的に探ります。
週1回20分以内のまとめ買い! コスパ重視でムダ買いゼロの買い物術
今回、取材をさせていただいたのは、世帯年収700万円に対して年間150万円の貯蓄に成功している貯め上手なESSE読者のKさんです。
家族構成Kさん(33歳)/夫(34歳)/長女(6歳)/長男(0歳)
世帯年収 700万円 年間貯蓄額 150万円 月の食費4万円
●「定番食材まとめ買い+必要なときだけ買いたし」が効率的なわけ
すべての画像を見る(全5枚)加藤さんが大切にしているのが「コストパフォーマンス」。買い物に関しても、価格はもちろん時間や手間まで考慮し、効率的な方法を探求したそう。その結果、週1回の定番食材のまとめ買いと、必要なときだけの買いたしが効率的と判断。
「スーパーでは、野菜・フルーツ→肉→魚→乳製品→パン→ビン類・乾物コーナーのルートで1周し、20分以内で会計まですませています」
決まったものを機械的にカゴに入れるだけだからメモいらずで疲れることもなし。
「割高な総菜や外食に走ることもなく、食材の管理もしっかりできてムダがいっさいなくなりました。食費を抑えたいなら、安く買うことだけに注力せず、広い意味でのコストパフォーマンスを意識する方が効果が出ますよ」
これらの買い物は合計で6588円でした。
これらの食材を効率的に使いきるワザについても聞いてみました。
レギュラー野菜は、煮物や鍋、みそ汁など、よくつくる料理に合う根菜が中心。
「大根とニンジンの上部は、すし酢に漬けてピクルスにすると長もちします。ニラは食べると元気が出るので、栄養ドリンク代わりに大活躍!」
「お米は毎日炊くものだから、とぐ手間と時間がなくなれば、大幅な労力カット(1日2分×1年で730分の時短)になります」
以前、災害時に水がなくて困った経験もあり、割高でも無洗米を購入。
鍋料理が残ったら、翌日はトマト缶を入れて“味変”を楽しんだり、鍋の具材と炒めてトマトソースにすることも。
「子どもが苦手だったメニューもトマト味にすると食べてくれます」
子どもに好きなものを選ばせストックしておき、コンビニでの買いたしを防止。
「ジュースは1リットルより500mlを2本買う方が、飽きずに飲みきれてじつはコスパが高いんです」
切り分けが不要の豚こま肉が加藤家の定番。そのまま調理したり、下味をつけて保存。
「魚はイワシ、ブリ、鮭、サバなどの旬で安くなっているものからチョイスし、週の半分は献立に加えるようにしています」
行きつけのスーパーでは、お花のセットがなんと198円!
「花があると部屋も気持ちも明るくなり、やりくりのテンションもアップします」
「納豆は夫の好物なので、毎朝食卓に出すため2パック購入します」。
こんにゃくは、煮物、おでん、炊き込みご飯、キンピラ、ステーキなど、メインにも副菜にもなる便利食材です。
●店員さんに袋づめしてもらい年間120分の時短に
買い物の際はエコバッグを必ず持参。袋づめ対応スーパーでは、レジで店員さんに渡してつめてもらう。
「プロだけに袋づめも上手で、貴重な時間、手間、体力をセーブできます!」