ストレスから身を守る3つのコツ

スマホを観て不安になるPIXTA
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こういった災害や事故のニュースでメンタルが不安定になってしまったとき、私たちはどうやって自分たちの心身を守ればいいのでしょうか?
それには3つの大きな軸があるので、それぞれ説明をしていきましょう。

●1:情報の流入を制限すること

こういう話題になると「見なければいい」という極端な意見が出てきます。
確かにストレス要因となるものを避けるというのは正論です。しかし、現代の私たちにとってそれは不可能ですし、不便なことが多くなります。情報をゼロにするというのは現実的ではありません。

ただ、情報の流入を減らすことはできます。「1日に数時間しか見ない」というのは難しいので「1日のうち、ある一定時間は必ずテレビもネットもみない」というのがいいでしょう。トータルの量で減らしていけばよいと思います。
また、画像は影響力も大きいので、極力音声や文字で情報収集するのもよいでしょう。

●2:自分の現状を確認すること

ストレスで心身に影響が出ているとき、私たちの意識は災害の場面にいます。そこはイメージの世界であり現実ではありません。
まずは少し落ち着いて、自分の周辺がどうなっているのかを確認するようにしてください。そして、自分が生活をするうえでやらなければいけないことに集中しましょう。

私も仕事柄メンタルが不安定になって、パニック状態の方をコーチングすることがありますが、そのとき必ず「今ここを意識するようにしてください」と言います。今自分が見ている景色や聞いている音、そして感じている感覚が正しいです。不安に感じている自分はイメージの中の自分ですから。

●3:孤立しないこと

最後に、不安になったり、つらくなったりしたら誰かと話す機会をつくってください。
信頼できる人に「今不安なんだ」と伝えて話し合ってみてください。そのときの注意点としては、お互いアドバイスをしたり、原因追及をしたりするのではなく、「じゃあこれから私たちはなにをすればいいのかな」ということを話してください。

人は孤独になると、ネガティブな思考を探索し、増幅させてしまうことがあります。もし不安にかられるようなことがあれば、誰かと一緒にいるということを大切にしてください。