“冷えは万病のもと”といわれるほど体の冷えは健康に影響を与えやすいもの。ちょっとした不調は温活で改善する一方で、間違った方法だと効果は半減…。そこで、そこで、漢方薬処方を中心に診療する医師の石原新菜先生と、鍼灸師の高田久実子先生が正しい外出時の温活の方法をジャッジ。Q&A方式で答えてもらいました。

高田久実子先生の「高」は、正しくは「はしごだか」です。

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Q:温活おすすめスポットは「サウナ」or「カラオケ」?

サウナに入る女性
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A:どちらも温活スポット! 楽しみながら体を温めて

サウナだけでなくカラオケも温活スポットになっておすすめ!

「大きな声を出して歌うと、横隔膜が上下して内臓がマッサージされ、全身の血流がよくなります。サウナと水風呂の温冷浴も体を温める効果は抜群」(石原先生)

<プラスアイデア>

爪もみ

「外出先でもできる「爪もみ」でツボを刺激しましょう。爪の周りには毛細血管がたくさんあります。爪をはさんでもみほぐすと、血流がよくなり、冷たい手がぽかぽかに」(高田先生)

Q:寒さ対策をするなら「上半身」or「下半身」?

温かい格好をする人

A:下半身はしっかり温めて“頭寒足熱”のこたつスタイルに

冬の定番のこたつが温活ファッションのお手本。

「下半身には子宮や卵巣など女性にとって大切な臓器がたくさん。上半身は脱ぎ着しやすくして温度調節ができるようにし、血液が滞りやすい下半身はしっかり温める“頭寒足熱”のスタイルで寒さ対策を」(石原先生)

また、汗は冷えの大きな原因!

「上半身で温度調節を汗をかいたまま放っておくと体がどんどん冷えます。汗をかいたらすぐにふいて、下半身は温めたまま上半身で温度調節を」(石原先生)