シニア期に差し掛かり、ライフスタイルやお金の使い方が変化したというかたも多いのではないでしょうか。不安要素が出てきたとき、お金をきちんと管理すれば暮らしの傾向が分かり、不安への対処もできるようになるかもしれません。ここでは、家事アドバイザーの山崎美津江さんに、空間の整え方やお金の使い方を教えてもらいました。
山崎美津江さんの「崎」は、正しくは「たつさき」
自分と家族の「居場所」を快適に整える
すべての画像を見る(全11枚)どこにいても、自分の空間は大事。
「とくにシニア期に差しかかったら、夫は夫の、妻は妻の空間を大事にしなくちゃ。それをいかに快適に整理できるかによって、考え方も整理できるはず」(山崎美津江さん、以下同)
住まいの空間を意識することから暮らしを見つめています。
面の部分はなるべくクリアに! キッチンのカウンターや調理台の上も、すべて片づけるのが基本です。
家族には居場所が必要。快適な空間を常に模索
夫の楽しみは、好きな数学の本と良質な音楽。だから、オーディオのある日当たりのよいリビングの一角が今の居場所です。
山崎さんは仕事をしたり、趣味のギターを楽しむ家事室がお気に入り。「家族の空間は、そのときどきで変えながら暮らせばいいんです」。
床を広く、自由に。それが「暮らしを自由にする」コツ
「床が広い=自由だということ」。余白があれば、暮らしの変化に合わせてアレンジできるし掃除もラク。
「トイレの床になにも置かなくていいように、予備のトイレットペーパーも掃除ブラシも、タンクに取りつけるタイプにしました」