●料理のプロセスは省くけど、「おいしさ」は妥協しない

みきママさんと長男
キッチンに立つ2人
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――とはいえ、ご自分の勉強や仕事があると、どうしても時間がたりない日もありますよね。そういうときはどう乗りきったのでしょうか?

みきママ:もちろん、市販のおそうざいを出す日があったっていいと思うんですよ。でも、私の場合は「貯金が減る!」と思っちゃうので(笑)。その分、メニューを工夫しました。

市販の焼きイモを使って簡単コロッケにしたり、油揚げに豚こまをつめて焼いてトンカツ風にしたり…やりたいことをする時間をつくるためにも、とことん調理時間やプロセスを省くようにしたんです。でも、おいしさは妥協していないですよ。久しぶりの新刊『みきママのゆるメシ』でも、そうしたレシピがたくさん載っています。どのレシピも時短メニューとは思えないおいしさなので、「こんな手の込んだものをつくってくれてうれしい!」と喜んでくれるんじゃないかな。

――今年の春には離婚してシングルマザーとなりましたが、子どもたちとの関係に変化はありますか?

みきママ:すごく絆が深まりました。私がひとりになっちゃったから、「守らなきゃ」と思ってくれているみたいで。私が「どうしよう!」と悩んだり、焦ったりしていると、息子たちも一緒に考えてくれるんですよね。昨日も夜中まで私の話を聞いてくれて。娘も小学生になり、ママとの時間を以前よりもっと大切にしてくれるようになった気がします。

●反抗期こそ、子どもを突き放さない

みきママさん

――すごく理想的な親子関係ですね。

みきママ:でも、中学生の頃は反抗期がひどかったですよ。話しかけた瞬間に「うるせえな!」って言われたり。でも、そういう時期も「じゃあもうごはんつくらないよ」とは言いませんでしたね。反抗期はだれにでもあるものですし。黙ってごはんをつくり続けてきたから、今ようやく落ちついて、いい関係になれた。子どもが荒れているときこそ、突き放さない方がいいと思います。

母親は、子どもにとっていちばんの味方ですから。息子たちにも「いちばんの味方を敵に回すことになるから、言葉には気をつけてね」って言ってきました。あとは、イライラ防止にカルシウムたっぷりのシラスを食べさせる(笑)。私も毎日、食べてます。シラスは調理しないでそのまま食べられるし、冷凍ストックできていいんですよね。

――今後、子どもの手が離れて自由に使える時間が増えたら、やってみたいことはありますか?

みきママ:やっぱり料理ですね。管理栄養士の資格が取れればできることも広がるし、学んだ知識を活かして新しいことにチャレンジしたい。なにより料理って、つくった相手が喜んでくれるじゃないですか。それがうれしいし、私にとっては大きなやりがいなんです。

みきママさんの3年ぶりの新刊『みきママのゆるメシ』(扶桑社刊)では、「冷凍豚こまそのまんまから揚げ」「ピザ生地いらずの肉ピザ」「揚げないチキン南蛮弁当」…などゆるさもおいしさも両方かなえたレシピが、どどーんと145品掲載しています。忙しくても家族においしいものを食べさせてあげたいと思う人をみきママが全力で応援します!

さらに! 全国300以上の本屋さんで『みきママのゆるメシ』を買った方だけが限定で参加できる、オンライン料理教室(無料)を開催します。詳しくはホームページからご確認を。

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