気をつけていても、気温が低く乾燥する冬は体調を崩しがち。医師でクリニックの院長の今津嘉宏先生に、風邪をひかないための正しい冬の過ごし方を教えてもらいました。

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お医者さんが判定!冬の“正しい”風邪対策

せきをする女性
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そろそろ本格的な寒さを迎える時季。
「今年はせきの症状で来院される方が増えています」と、今津先生。猛暑だった夏から、秋に急に湿度が下がったのが原因ではないかとのこと。風邪対策において、キーワードのひとつは乾燥。
「のども肌も、乾燥すると表面に凹凸ができてウイルスや菌がつきやすくなるんです」。リビングはもちろん、寝室にも加湿器を設置するのがおすすめだそう。

寒くても元気に出かける人

また、冬は“冷え対策”も気になります。
「手足が冷えて困るという方は、冷えたところをただ温めるよりも、体温を上げるのが先決。体温が上がれば自然と手足も温まります」。
早速、風邪をひかないための冬の過ごし方を教えてもらいました。

●寒い日はとにかく厚着をしています

→重ね着が正解! シルクやウールの天然素材を身に着けて

重ね着をすると、服の間に空気の層ができて保温効果が高まります。保湿性・放湿性の両方があるシルクは肌着に、その上に保温性が高いウールのニットなどを。上着は冷たい風を防ぐことができるものを着るのがベストです。

●毎日うがい薬を欠かしません

→正しい方法でうがいをするなら水だけでOK

うがい薬は殺菌力が高く、よい常在菌も殺してしまう可能性があり、症状がなければ水でOK。まず口の中をゆすいでから一度はき出し、のどをガラガラと音を鳴らしてうがい。上を向きながら首を左右に傾けるとさらに効果的。