介護に必要な大きな空間を設け車イスで動きやすい仕様に

ふすまで仕切られていた2部屋を1部屋にして夫の介護用ベッドを設置。今は居心地のよいマルチルームとして活躍しています。

●ふすまを取り払って医療用ベッドも入る大きな一部屋に

部屋
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2部屋をひとつにして、東西の壁は壁面収納に。訪問入浴の浴槽が広げられるほど、広いスペースを確保しました。

「夫の介護のときは部屋の中央に医療用ベッドを置いていたんです。私のベッドは、押し入れを改装したスペースに置きました」

カーテン

咳き込んだりしたら、すぐに起きて手当てできるように、服部さんのベッドは夫と対面できる位置にしてありました。天井からのカーテンを閉めるだけですぐ目隠しに。逆に、人が大勢来たら、ソファ代わりに座ってもらうことも。

●段差をなくした床と手すりに今も助けられて

入口

部屋の入り口の段差はスロープにしてバリアフリーに。開き戸だったドアも外して、開口部が大きくなるよう3枚の引き戸式に直しました。ベッド置き場にした押し入れの柱には手すりを設置。「これが今、私の役に立ってるんですよ(笑)」

ベッド

押し入れの幅からベッドが少しはみ出た部分には板を取りつけて目隠しに。

●トイレの扉はカーテンにして車イスでも使いやすく

洗面所

元は小ぢんまりとまとまっていたトイレ・洗面・脱衣所スペースを車イス仕様に大改装。

「入り口付近にあった洗面台はお風呂場のそばに移し、トイレの向きを90度回転させました。廊下との間の扉は折れ戸、トイレの扉はカーテンに替え、車イスでも便器の寸前まで行けるように」

トイレ

今は大きな洗濯機を置いていますが、どかせばいつでも広々としたトイレルームに。自分が老後を迎えても安心です。

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