●旅先にもっていく靴の数は?
すべての画像を見る(全2枚)――旅のファッションについてお聞きします。とくにかさばるのが「靴」だと思いますが、地曳さんはどのように選んでいますか?
地曳:旅の靴は、履いていく靴プラス1足の合計2足で十分だと思います。たとえば、NIKEのスニーカーとフラットシューズという組み合わせなどです。近頃はもう、毎日別の靴に履き替えることはしませんよね? 時代は変わりました。
旅の目的が特別な靴を必要とするようなものでしたら、さらにもう1足プラス。登山目的ならトレッキングシューズ、ドレスアップしてバレエを見に行くならおしゃれなヒール靴、といった具合ですね。
クルーズなどでしたら華やかなディナーとかパーティー用にヒール4~7cmくらいの浮かれた感じのサンダルが1足あると、航海が楽しくなるでしょう。ヒールの高さは体力、脚力によって選んでください。色はヌードカラーかシルバー、ゴールドにすると、どんな色のドレスにも合います。
●体温調整に便利なアイテムは…
――最近は気候の変化が激しく、急に暑くなったり寒くなったりして、体温調節にひと苦労という声をよく聞きます。おすすめのアイテムはありますか?
地曳:私は薄手カシミアやシルクコットンなど、かさばらないストールを2種類もっていきます。1枚は、グレー、ベージュ、黒など無地のものを、もう1枚はきれいな色か柄物を。
無地のものは小さく畳んで機内持ち込みして防寒対策に。きれいな色や柄物はシンプルなワンピースやトップスやコートの上に1枚たすだけで、ガラッとイメージチェンジできますし、気分も変わります。
ユニクロのメンズのクルーネックヒートテックTシャツも便利です。1枚でも着られますし、寝間着としても使えます。オーバーサイズを選ぶのがポイント。色は黒、グレー、ネイビーなどが使いやすいです。
インタビュー後編では、荷造りのコツやおみやげの買い方について伺います。
地曳さんの新刊『大人の旅はどこへでも行ける 50代からの大人ひとり旅』(扶桑社刊)では、荷造り、旅ファッション、ホテルや飛行機選びなど、大人ひとり旅のコツをたくさん紹介しています。