70代の今も多くの映画やドラマで活躍しつつ、プライベートでは大好きな中国茶の産地を巡る旅に出たり、登山にチャレンジしたり…と、好奇心のおもむくままアクティブに過ごしている女優の風吹ジュンさん。

発売中の『これからの暮らし by ESSE vol.06』の表紙が話題となっています。好評を受けて、誌面では紹介しきれなかったエピソードをオンライン限定で掲載します。

趣味を楽しめるようになったのも、子育てがひと段落し、時間と心に余裕が生まれたから。「じつは4人の孫をもつおばあちゃんなんです」と、すでに家庭をもった子どもたちとも、よい関係性を築いているそう。今回は風吹さんに、祖父母世代が悩みがちな孫の世話、孫育てに「どこまで介入すべきか?」についてヒントをもらいました。

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風吹ジュンさんに教わる、子や孫とよい関係を保つコツ

風吹ジュンさん
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「息子と娘、それぞれ2人の子どもがいるんです。今は離れた場所で暮らしていても、スマホで顔を見ながらおしゃべりできるのがいいですよね。コロナ禍でなかなか行き来できない時期もあったけど、リモート通話で顔が見られるので寂しさはありませんでした。同世代のなかにはパソコンやスマホを敬遠する人もいるけど、私は便利なツールはどんどん試したいタイプなんです」

●息子夫婦の代わりに、お迎えに行くことも

子どもが独立した今も、「なにかあったときには助けになる存在でいたい」と風吹さん。それと同時に、ほどよい距離感を保つことも大切にしていると話します。

「みなさんそうだと思いますが、やっぱり息子の家庭と、娘の家庭では違いますよね。娘のサポートは遠慮なくできたとしても、息子の場合、姑である私のほうから一方的に踏み込むのは難しい。『ちゃんとあなたが間に入ってくれないと、いい関係にはなれないのよ』と息子に伝える必要がありますよね。そこは息子側の意識改革も必要だと思います。うちは幸い、息子が孫やお嫁さんを連れてひんぱんに遊びに来てくれたので、自然と距離を縮めることができました。息子夫婦が忙しくて保育所や学童のお迎えに間に合わない! というときは、私が代わりに行くこともありますよ(笑)」