今年の秋は温度差が激しく、服装に困った人もいるのではないでしょうか? こうなると、衣替えのタイミングを見失ってしまうもの。そこで、整理収納アドバイザーの三條凛花さんに、衣替えをラクにする衣類の分け方について教えてもらいました。
すべての画像を見る(全8枚)衣替えをラクにする収納のコツ
私が住んでいる四国では、11月に入っても日中は冷房をつける日が続きました。その後、急に冬になったように寒くなったのですが、今年はとくに気温変動が大きい秋でしたね。
皆さんも、衣替えのタイミングに悩んでいるうちに寒くなってしまったり、逆に早めに終わらせたけどまた薄手の衣類を出してきたりと混乱したのではないでしょうか? 衣替えは時間も手間もかかるもの。できれば簡単にすませたいですよね。
今回は、そんな衣替えが少しラクになるかもしれない、衣類の「分け方」についてお話ししたいと思います。
●洋服の収納は季節別に分けるのはNGな理由
ほんの数年前まで、私は衣替えのたびに途方に暮れていました。
「夏ものだけど七分袖だからまだ着られそう…」
「なにか出し忘れているような…」
床にはたくさんの衣類が散らばっており、それをひとつひとつ手にとっては悩んでいました。
こんなふうに混乱してしまうのには原因がありました。それは、衣類を「季節別」に分けて収納しようとしていたからです。
季節別に分けるのをおすすめしないのには2つの理由があります。
1つは、今回の秋のように「気温の戻り」があるためです。春や秋に身につけるような薄手の服は、気温が戻ったときのために残しておきたいですよね。
2つ目は「季節という枠組みを超えて使える服がある」からです。インナーやアウターを工夫したら長く使える服もありますよね。「春夏秋冬」で分けてしまうと、こうした服をあとで引っ張り出すことになります。
今年の衣替えが完全に終わった方でも、散らからないように今すぐできる対策を紹介します。
それは、一時置き場を準備すること。 上の画像でいうと「金色のカゴ」です。一度衣替えが終わったあとで、シーズンオフの衣類や小物が残っていることに気がついたり、気温が戻って一度取り出したときの「一時置き場」があると散らかりにくくなります。