仕事でリノベーションに携わっている人の住まいは、どんなものでしょうか。編集部がリノベーション会社の代表・村上貴之さんの自邸のマンションを訪ねました。なんとライフステージに合わせて、同じマンション内で3度も住み替えています。今回が4回目のマンションリノベーションだそう。いつも「今がいちばんいい」と感じられる「リノベの極意」も聞きました。
すべての画像を見る(全21枚)同じマンション内で引っ越し&3度の住み替え
埼玉県内を中心に住宅や店舗のリノベーションを手掛けるツバメクリエイツ代表の村上貴之さん。なんと、今の住まいで自邸リノベは4回目。ライフステージに合わせて、同じマンション内で引っ越しとリノベを繰り返してきました。
「1回目は夫婦ふたり暮らしだったので、仕切りのない大胆なワンルーム空間に。その後、妻の里帰り出産のタイミングでリノベしてワンルームを1LDKにリノベしました。マンションの雰囲気や管理体制が気に入ったので、その後も同じマンション内でより広い物件を見つけてはリノベして引っ越し、今は3軒目。ここもそのうち売却して、また次の家へ移り住むことになると思います。ヤドカリみたいですね(笑)」
写真はLDKに接するフリースペース。ここには開閉式の大きな室内窓を設置。窓を開放するとLDの空気が流れ込み、エアコンなしでも快適な温度を保てています。
フリースペースのデスクの前には室内窓があります。リビングにいる家族と視線が交わり、子どもも親も安心。
「置きたい家具ありきで間取りやデザインを考えた」というLDKは、板張りの天井にモルタル、木毛セメント板の壁、と素材感たっぷり。
家具や照明、アートが映えます。LDは家族3人がくつろげる大きなL字型ソファを置くことを重視して設計。天井のシーリングファンを回すと、家じゅうに心地よく風が通ります。
キッチンの壁は大判タイルに。「目地がないので、掃除がしやすいです」と妻。