運動の秋。健康やダイエットのために、ランニングを始めてみようと思っている方もいるのではないでしょうか。ランニングは、脂肪燃焼に効果的なだけでなく、糖尿病や高血圧といった生活習慣病や女性が悩まされることが多い骨粗しょう症の予防にも繋がります。しかし、過去にランニングに挑戦し挫折した経験のある人もいるかもしれません。

ランニング
走りやすい気候になりました。ランニングを始めてみませんか?(※写真はイメージです)
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“がんばりすぎない”ランニングが体にも脳にも効く!

ランニングを継続し、効率よく脂肪燃焼するためのコツは“がんばりすぎない”ことだと、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは言います。詳しく教えてもらいました。

●早く走るより、ゆっくり走るほうが「体脂肪」は燃えやすい

ランニングをしたときに、主にどのような効果が得られるかは、運動強度によって変わるのだそうです。ついついがんばってしまい「ハァハァ、ゼェゼェ」と息が荒れてしまうことがありますが、「呼吸が苦しい! きつい!」というペースでは、エネルギー源として体内の糖が優先的に使われ、じつは脂肪燃焼の効率がよくありません。軽く息が弾む程度のペースでのランニングが、最も効率よく脂肪燃焼に繋がります。

また、個人差はありますが、ランニングの消費カロリーは「体重(キログラム)×移動距離(キロメートル)≒消費カロリー(キロカロリー)」という計算式でおおよその値を出すことができます。のんびりと長く走ることができれば、たくさん脂肪が燃やせるというわけです。「毎日のように走っていたのにやせなかった」という経験がある人は、もしかしたら、がんばって速く走ろうとし過ぎていたのかもしれません。