向井 理さんが中国三国時代の名軍師・諸葛孔明を演じるドラマ『パリピ孔明』が、早くも話題を呼んでいます。現代の渋谷に若かりし姿で転生した孔明が、歌手を目指す少女・月見英子(上白石萌歌)を成功に導いていくサクセスストーリーで、原作は『ヤングマガジン』で連載中の同名人気コミック(原作:四葉夕トと(ゆうと)、漫画:小川 亮)。ド派手な衣装に身を包んだ孔明や、ライブのシーンと孔明のギャップ、個性豊かな登場人物など、独特な世界観が魅力です。

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向井 理さんインタビュー「孔明が現代のことを平然とやればやるほどおもしろい」

向井理さん

「原作をどうやって実写化するのか、自分に演じられるのか、という不安が大きかったですね。その反面、しっかり映像化できたら、とんでもない作品になるのではないかという期待もあって。そんななか、クランクインのクラブのシーンで、クリエイティブに対する制作陣の本気の姿勢を目の当たりにして、覚悟を決めました。それからは、とにかく現場を楽しみ、幸せを感じながら日々の撮影に臨んでいます」

●もっとも意識しているのは違和感

英子の歌声に心打たれ、彼女のマネージャーになった孔明。彼はその頭脳を生かして魔法のような作戦を考え、彼女の前に立ちはだかる壁を次々と切り崩していきます。その鮮やかな戦略はもちろんのこと、戦乱の世を生きてきた孔明と現代に生きる英子の“かみ合わないのに通じてしまうやりとり”も見どころです。

「もっとも意識しているのは違和感です。ハロウィーンが終わっても、孔明がずっと三国時代の格好をしているのはおもしろいし、スマホをただ触っているだけでもおかしい(笑)。現代のことを平然とやればやるほど、ギャップがおもしろいんです。英子との会話も、なるべくかみ合わないようにしています。うまくいっていないようで、うまくいっているのが魅力なので、計算していないように自然に見せるさじ加減が難しいですね」