二世帯化リノベは子育てしやすくて合理的

田中さんと大島さんのお母さん
1階の庭で談笑する田中さんと大島さんのお母さん
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大島:わが家の場合は母がひとり暮らしになったタイミングでしたが、二世帯化リノベはぜひ多くの人におすすめしたいです。郊外の住宅地などでは、大きな家にお年寄りがふたりで住んでいて2階は使っていなかったり、庭がジャングルみたいになっていたり。そういうのをよく目にします。そこに子世帯が一緒に住めば、お年寄りは元気になるし、子育てもサポートしてもらえる。70代ならまだローンが組めるので、ある程度リノベ費用を出してもらって家賃を払ってもいい。エネルギー効率もよくなるし、なにかと合理的でよい家がつくれますから。

田中:電気代が節約できることは実証ずみですもんね。この家のように、元の建物のいいところを残しつつリノベしていけば、さらに受け継がれていく家になるだろうし。

大島:時代や、そのときの家族構成、年齢に合わせて、リノベしながら暮らしていけたら理想的ですね。

田中:断熱とか、より快適に暮らす技術はどんどん出てくるわけですからね。

 

おすすめは妻の実家の二世帯化

造作のキッチン
母が約30年間使った造作のキッチンは、断熱工事のためにいったんはずして、設置し直した

大島:嫁姑問題とかもあるでしょうけど、おすすめは奥さんの実家です。子育てなんかも「ちょっとお願い」って言いやすい。それと、親にしかられたときに、祖父母のところが子どもの逃げ場になったりします。

田中:いったん避難するんですよね。わかります、ボクの実家がそうだったから。うちの父は、いわゆるマスオさんだったから、母は親にいろいろ頼みやすかったでしょうね。

大島:自分で実践してよさを実感したので、二世帯化を積極的に提案していきたいです。

 

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