100円ショップでも手軽に手に入るブックエンド。そのシンプルさ・頑丈さを生かせば、本以外の収納にも応用できます。
今回はインテリアやDIYに詳しいフォトスタイリスト・貝賀あゆみさんに、ブックエンドの活用法について教えてもらいました。
ブックエンドは2つ合わせて使うと、収納の幅が広がる!
市販されているブックエンドにはサイズや素材違いでさまざまなタイプがあります。用途に合わせて使い分けましょう。
スチール製のものならどっしりとしていて安定感があるし、マグネットもはりつけられるのでおすすめです。
●ブックエンドを使って空間を有効活用
ブックエンドは本を立てかけて使うものなので、平たいものの収納にぴったり。
わが家ではキッチンのまな板のストッパーとして活躍してくれます。
チョイスしたブックエンドは、キッチンの天板に合わせた黒のスチール製のもの。
まな板の厚さに合わせて2つのブックエンドを重ねてテープで留めれば安定感も出るし、もともとまな板立てとして売られているものよりも、ぴったりのサイズになるのがお気に入りです。
●簡単アレンジで目隠し機能も
高さのあるブックエンドを選べば、目隠しとしても活躍してくれます。
たとえば、戸がないタイプの棚の前面や、ワイファイのルーター、コード類を隠すように置いてみると、雑然とした雰囲気を一掃することができます。ダイニングテーブルに置いたペン立てもブックエンドのおかげで正面から見るとすっきり見えるように。
ものによってはそのままでもいいのですが、ラッピング風にアレンジすればインテリアになじむブデザインにすることも。
ブックエンドの大きさに合わせて選んだラッピング袋に、古い切手や洋書の切れ端をコラージュ。ドライのユーカリや麻ひもをつけるだけでおしゃれな雰囲気になります。
わが家では、電話台の下のリモコンやハンドクリームなどの目隠しとして使用しています。
●奥行きの狭い洗面所収納にぴったり! グルーミングコーナー
洗面所は置きたいアイテム数のわりに、スペースが限られた収納難易度の高い場所。
ここでもブックエンドが便利でした。2つのブックエンドを組み合わせて自作したグルーミング収納セットについて紹介します。
洗面所で使おうと思っていたマグネットタイプのシェーバーホルダー。使おうと思った場所はマグネットではることができずに断念していましたが、これをブックエンドにはりつけて使用することにしました。
そして、シェーバーホルダーをつけたブックエンドとは別のブックエンドを用意。こちらに爪切りや毛抜きなどのアイテムをはりつけ、ブックエンドの足の部分を重ね合わせるようにして箱のような空間をつくります。
爪切りや毛抜きなどのグルーミングアイテムには、マスキングテープで100円ショップの強力マグネットを取りつけました。使うときに邪魔にならない場所にはりつけるのがポイントです。
ブックエンドを重ねた部分をマスキングテープで留めれば安定感もばっちり。
複数のアイテムをコンパクトにまとめることができるうえ、取り出しやすく戻しやすくなったことで、使ったあとに出しっ放しになることがなくなり、「アレどこいった?」がなくなりました。
ブックエンドはいろんなサイズや色柄豊富な上に、使わない時にはコンパクトにしまっておける万能アイテム! 用途に合わせて選んでみてください。