夫婦生活がなくても、幸せな家族になれた

夫の仕事が忙しくない時期を見計らって、タイミング法を実施し、29歳の時に1人目を、33歳の時に2人目を出産しました。

「二人とも子どもは絶対に欲しいという気持ちが一致していたので、性的な欲求というより、子づくりのためと割りきって夫行為をすることに抵抗はありませんでした。そして2人目を産んでからは、もう夫との行為がないまま現在に至ります。子どもをつくるために義務的にすることに対していろんな賛否はあるかもしれませんが、うちの場合はむしろ自然なこととして受け入れられました。
私は夫以外の男性を知らないし、ほかの人としたいという欲望もありません。全部子どもへの愛情にきり替えて、仲よく4人暮らしをしています。それですごく幸せです」

●結婚当初はケンカもたくさんしたけれど…

仲良し
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現在、44歳となった康子さんは福井の実家近くに家を買って、家族4人で仲よく暮らしています。休日は庭でBBQをすることが楽しみだと語ります。

「結婚当初、夫があんなにドン引きしていた福井のご近所づき合いですが、今では夫もすっかりなじんでいるんですよ。うちの子が自転車で転んでケガしてきたときも、畑仕事をしていた近所のおっちゃんがすぐに助けてくれて手当してくれて、『こういう場所で子育てできて本当に安心だ』ってしみじみ言っていました。『つくりすぎたからあげる』といって隣のおばちゃんにおかずをもらったときは、『すごくおいしかった~!』って自分からお礼や世間話をしに行ったりしているほど。『これは子どもの結婚式にご近所さんをバスをチャーターして呼びたくなる気持ちがわかる』って今更言われたんですが、もう笑ってしまいますよね。『もうそういう時代じゃないから!』って私のほうが真顔で反論しちゃいました」

●レスは愛情不足ではない

家族

若い頃ってする元気もあるし、行為は愛情表現のひとつくらいに思っていたから、「なんでしてくれなくなったの?」という寂しさがあふれたという康子さん。がんばって傷ついた分、今はあのとき夫が語っていた“家族愛”に満たされていいます。
「なにに満足できるかは、その人にしか分かりません。うちは子どもができてから、全然海外に行けなくなってしまったので、もう少し成長して、手が離れたら『またどこか2人でヨーロッパあたり行きたいね』とも話していて、その日が来ることが今の目標であり夢でもあります。このままレスの人生でも、私は大丈夫。心からそう思えるようになりました」

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駐車場で見つけた“浮気の証拠”。「捨てといて」という夫に冷める:セックスレス・貴代さんの場合1

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