小さな家では、ランドリールームや室内干しスペースが、確保しにくいという問題があります。2階建ての延床面積27.25坪の注文住宅を建てた日刊住まいライターは、吹き抜けに面した2階廊下につっぱり棒で室内干しスペースをつくりました。LDKからは目につかず、大きな窓からの日差しと空気の流れで、乾きもよくて大満足。ウォークインクローゼットへの動線もスムーズになりました。
すべての画像を見る(全6枚)吹き抜けに面した廊下を室内干しスペースに
筆者は、妻と子ども2人(3歳と0歳)の4人家族。2017年に工務店で、延床面積27.25坪の注文住宅を建てました。
予算の都合で、コンパクトな家になったため、憧れていたランドリールームをつくることを断念。その代わりに家族が一緒に過ごすことの多い、LDKを広くすることにしたのです。
ランドリールームをつくらなかったため、入居当初はリビングに室内干しスタンドを置いていました。しかし、室内干しスタンドは生活感が出やすく、こだわったはずのリビングの美観を損ねてしまうことが気がかりでした。
リビングが快適な場所になるようこだわったのに…。美観を損ねている室内干しスタンドを置きたくない! そこで吹き抜けに面した2階廊下に、つっぱり棒で室内干しスペースをつくることにしたのです。
つっぱり棒は、ホームセンターで1本あたり1200円ほどで売っています。ですから安価で簡単に室内干しスペースをつくることができました。
筆者が購入したのは「突っ張りパワフルポール マッドブラック 大」というもの。つっぱり棒といっても、100均のものではなく、鉄製のパイプで直径が3cmあるしっかりとしたものです。
左右には合成ゴムが取りつけられていて、接触面にしっかり密着するタイプ。耐荷重も45~15kgあります。室内干しするのは、下着や薄手の服。ですから耐荷重も十分です。
※上記と同様の商品を使用するときは、表示耐荷重の範囲内で使用してください。荷重は分散してかけてください。急激な荷重をかけたり強く引っ張る、ぶら下がるなどの行為は落下やケガの原因になります
LDKから目に入らず、使用していないときもすっきり!
2階の廊下に室内干しスペースをつくったことで、LDKで過ごしているときに室内干しが目に入らなくなりました。LDKの生活感がなくなってすっきり!
当初はリビングに比較的大きい、室内干しスタンドを使用していたため、圧迫感もありました。でも、この場所に室内干しスペースをつくったことで、LDKも広々使うことができるようになり、とても快適な空間となりました。
ちなみに筆者宅では、マットなブラックカラーのつっぱり棒を使用しています。ですから、室内干しをしていないときも、周囲に溶け込んで悪目立ちせず、気に入っています。ほかにホワイトカラーや、木調のつっぱり棒も販売されていました。部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができそうです。