50代は、老後資金も心配になってくる年代。「老後資金を増やすため、暮らしの中で楽しみながらコツコツ節約しています」と話すのは、築50年越えの団地でひとり暮らしをしている、50代ブロガーのきんのさん。ここでは、きんのさんのキッチンでやっていることを教えてもらいました。

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50代おひとり様、月12万円生活のキッチン節約術

女性
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50代おひとり様、老後の資金が心配です。総務省統計局の令和3年度のデータによると老後に必要な生活費は、おひとり様で約15万円、夫婦2人で約26万円だとか。

生活スタイルは人それぞれなので、あくまで金額は目安でしかありませんが、食品や日用品、光熱費の値上げなどの物価高に見合うほど収入は増えていない現実と、あとどのぐらい現役で働けるのかという問題もあり、今までのようにお金を使っていたら貯まるどころか老後資金を減らす可能性も出てきそうです。

幸いまだ50代、今なら稼ぐことも行動することもできます。50代は老後資金最後の貯めどきと考え、無駄な出費を減らし、暮らしの中でコツコツ節約を積み重ねて老後資金を増やすこともできると思います。もちろん無理な節約はストレスになりかねないので、自分なりのルールをつくって、できることを楽しみながら。

今回は、私がキッチンでやっている節約術をご紹介します。

●「もったいない」から「あるもの」を活用する

ウエス
ウエスや雑紙、ゴミ入れ

消耗品にはなるべくお金をかけません。お掃除シートを買わず、使い古したタオルや着古した洋服を小さく切って、ウエスがわりにしてお掃除。ちょいぶきにキッチンペーパーやティッシュを使うこともありません。

排水溝の目皿で使用するネットも洗えばすむので、購入しません。生ゴミは、食パンなどの食品の袋やスーパーでもらったビニール袋に入れて捨てます。三角コーナーは使用しないので、掃除の手間も省けます。古雑誌はキッチンに置いて、ページを破りながら食器洗い前の油汚れなどのふき取り紙として利用しています。

以前は、目新しい調味料に浮気して使いきれず捨てることがありましたが、今は自分が使う基本のものに絞って購入しているので、使いきれず消費期限ぎれということはほぼありません。薬味やハーブは買うと割高なので、栽培するようにしています。バジル、パセリ、大葉、山椒、ミョウガなどを育て、いつもの食事にちょいたしすれば、味も見た目もワンランクアップ。

●ガス代の節約技

火力
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ちょっとした手間なのに、毎月効果を実感できるガスの節約。火力の調整と、鍋などの表面についた水滴をふいてから火にかけるだけで効果があります。

ガス代節約と手荒れ防止のため、年間を通して食器などの洗い物はお湯を使用せず、水洗い。冬は水が冷たいけれど、厚手のゴム手袋をすれば問題ありません。中華鍋はフライパンよりヘビロテ、熱伝導率がよく蓄熱性もあるので、あらゆる料理に利用できます。

そのほかに、こんな工夫もしています。

・火力は中火以下、鍋底から炎をはみ出させない

・野菜の下ゆで、麺類の調理は電子レンジを利用

・予熱調理、保温調理を活用

・つくりおきは大きな鍋でつくり、冷凍とリメイク技を駆使

・同じ鍋で同時調理する