夏はピリ辛グルメが食べたくなる季節。そんなときにおすすめしたいのが、中華おかずでおなじみの「回鍋肉」。旬のズッキーニやオクラを使った「回鍋肉」レシピを、人気料理店「慈華 itsuka」の田村亮介シェフが教えてくれました。

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ご飯がすすむ夏野菜たっぷり回鍋肉

夏はキュウリやゴーヤーなどウリ系の野菜を使うことが多い田村亮介シェフ。「ナスやトマトはもちろん、トウモロコシは冷たいスープにするなど、この時季、夏野菜は欠かせません。中国の薬膳的な考え方で、夏は体を冷やす野菜が多いので、肉や魚介を合わせたり、ニンニクを効かせたりと体を温める食材と組み合わせて、味や栄養もバランスをとるようにしています」

●夏野菜回鍋肉

夏野菜回鍋肉
中華スパイスで体も温まる
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【材料(4人分)】

  • ズッキーニ(緑・黄) 各1本
  • オクラ 4本
  • トマト 1個
  • 鶏胸肉 1枚(300g)
  • 塩 ひとつまみ
  • 片栗粉 大さじ2と1/2
  • サラダ油 大さじ2
  • A[甜麺醤大さじ2 豆板醤小さじ1]
  • B[酒大さじ2 しょうゆ大さじ1と1/3]
  • ラー油 大さじ2

【つくり方】

(1) ズッキーニは輪切りにする。オクラは塩適量(分量外)をまぶして板ずりして洗い、ヘタとガクを除いて大きめの乱切りにする。トマトはヘタを除いて乱切りにする。

(2) 鶏肉は皮を除いてそぎ切りにする。ボウルに入れ、塩をふって優しく混ぜたら、片栗粉を全体にまぶす。

(3) 鍋に湯を沸かし、(2)を1枚ずつ入れる。表面の色が変わったら、取り出して湯をきる。

(4) フライパンにサラダ油を強火で熱し、(1)のズッキーニを並べて焼く。両面に焼き色がついたら、Aを加えて炒め合わせる。

(5) 香りが立ったら、(1)のオクラとトマトを加え、強火で一気に炒める。Bを加えて全体を炒め合わせたら(3)を加え、ラー油を回し入れて全体を混ぜ、器に盛る。

[1人分265kcal]

 

<ポイント>

下ゆで前の「片栗粉」で格上げ
下ゆで前の「片栗粉」で格上げ

鶏肉は片栗粉をまぶして下ゆでします。おいしさをとじ込めることで、やわらかジューシーに。