セールは審美眼を磨くチャンスでもある

買い物中の女性
※画像はイメージです
すべての画像を見る(全2枚)

少し難しいのが、“セール価格になる前から欲しかったもの”の判断です。ずっと欲しかったものがセール価格になるとうれしいですが、今まで買わなくても済んでいるならとくに必要なものではない、というのがミニマリスト的な考え方です。

しかし、すぐに使う場合は購入してもいいと思いますし、セールは今まで手の届かなかったものを手に入れるチャンスでもあります。定価で購入できないものは分不相応かもしれませんが、たまには背伸びをして上質なものに触れることもいい経験になるのではないでしょうか。ただし、一括払いできる範囲にしておきましょう。

●後悔と反省を繰り返すことも大事

私がここで「買っちゃダメ」と言わないのは、何事も自分の身を以て体験して、後悔と反省を繰り返しながら、知識と経験を増やしていくことが大事だと考えているからです。
スピード感重視の世の中ですが、この地道な過程が審美眼を磨くための学びになると実感しています。口コミも参考になりますが、最終的には自分がどう感じるか、どう判断するかです。

最後に、「セールでお金を使ってストレス発散!」はオススメしません。ストレス発散になるのは、本当に好きなものやことにお金を使った場合だけです。そうでない場合は、一瞬気分がよくなっても、お金を無駄遣いしたストレスがきっとあとからやってきます。お金を払って新しいストレスを買ってしまった、という事態にならないようにしたいですね。

ponpocoさんの著書『200着の服を8割減らしたらおしゃれがずっと楽しくなった』(扶桑社刊)では、だれでも服を8割減らせるコツや、ブランド品との上手なつき合い方などについて、無理せず自分らしいミニマルライフを実現するためのヒントが書かれています。

200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった

200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった

Amazonで見る