白菜が甘くてみずみずしい季節です。
白菜といえば鍋のイメージが強いですが、じつは生でも、煮てもおいしい野菜です。大きな白菜も使いきれるおいしいレシピを、野菜ソムリエの和田順子さんに紹介してもらいました。部位ごとの特徴に合った食べ方も参考にしてみてくださいね。
生のまま&とろとろ煮て!白菜を余すところなく味わえるレシピ3つ
●白菜と豚バラのとろとろ煮
すべての画像を見る(全6枚)青々とした緑の葉は火を通しても煮くずれしにくいので、煮物におすすめです。
お鍋に材料を入れたらほったらかしでOK! ご飯が進みます。
【材料(4人分)】
・白菜 1/4個
・豚バラ肉 80g
・春雨 ひとつかみ
・水 130ml
・みりん 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1
・オイスターソース 大さじ1
【つくり方】
(1) 白菜と豚バラは同じくらいの大きさに切る。
(2) 鍋に、(1)とその他の食材をすべて入れる。春雨は煮汁につかるように食材の下の方に入れる。
(3) 弱火~中火にかけてフタをし、ふつふつと20分程度煮てでき上がり。
●白菜のクリーム煮
とろっとやさしい食感がたまりません。子どもも喜ぶメニューです。
【材料(4人分)】
・白菜 1/4個
・シメジ 1/2パック
・干し貝柱 5~6個
・水 200ml
・塩 小さじ1/2
・しょうゆ 小さじ1/3
・牛乳 100ml
・片栗粉 大さじ1
・ゴマ油 小さじ1
・(仕上げにお好みで)ゴマ油 少々
・(仕上げにお好みで)ブラックペッパー 少々
【つくり方】
(1) 干し貝柱は水でひと晩戻しておく。急ぐときはぬるま湯に入れ、レンジで3分加熱する。
(2) 白菜は芯の部分はそぎ切りに、葉の部分はざく切りに、食べやすい大きさに切る。
(3) シメジはイシヅキを取ってばらす。
(4) 深めのフライパンにゴマ油を入れ、白菜の芯を炒める。すきとおってきたらシメジを入れる。
(5) シメジがしんなりしてきたら、戻した水と一緒に干し貝柱をフライパンに入れる。
(6) 干し貝柱を崩しながらぐつぐつ煮立たせる。
(7) 白菜の葉を入れ、葉がしんなりしたら塩、しょうゆ、牛乳を入れる。
(8) 再度沸騰してきたら、大さじ1の水で溶いた片栗粉を回し入れ、とろみをつける。
(9) 最後にお好みでゴマ油(分量外)をひと回し入れる。お好みでブラックペッパーをかける。
干し貝柱はうま味たっぷりですが戻すのに時間がかかるので、ベーコンやハム、豚バラ肉にに代えるとお手軽にできます。豚バラに代える場合は、塩気を少し増やしてみてくださいね。
●シンプル食材でできる時短メニュー「白菜ナムル」
甘さとやわらかさの際立つ黄色い部分は、ぜひ生でいただきましょう。
【材料(4人分)】
・白菜 1/4個
・鶏ガラスープの素 小さじ2/3
・塩 少々
・ゴマ油 大さじ1
・すりゴマ 大さじ1
・のり 適量
【つくり方】
(1) 白菜は幅8mm程度の細切りにする。
(2) ボウルに(1)を入れ、鶏ガラスープの素を加えてあえる。塩気がたりなかったら塩を加える。
(3) ゴマ油、すりゴマを加えて混ぜ、器に盛る。のりを散らしてでき上がり。
白菜のシャキシャキ感を楽しみたい場合は、つくってからすぐ食べるのがおすすめ。お漬物のように少ししっとりさせたい場合は、一度塩もみをして水分をきってからつくってみてくださいね。