こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。

若松美穂のおいしい生活
すべての画像を見る(全3枚)

不用品の整理は、「まずひとつ捨てる」という思いから

最近、カウンセリングや講座に参加してくださった方からのメールに、「いらないものを処分しました」という言葉が多く見られます。
心の整理もいいけれど、実際なにかを整理すると、目に見えてスッキリし、気持ちに余裕ができることもあるのかもしれません。

そんなメールを何通もいただいたので、私も「やってみようかな~」と刺激を受けました。
とはいえ、そのためにしっかり時間をとるほどの暇もなければ、意気込みもない。

そこで、私なりのやり方を実践することに! それは、「1日1個以上は捨てる」というもの。

1日1個以上は捨てる

1日1個でも、365日捨て続ければ、365個捨てることができます。

不要なものは少ないと思っていたわが家ですが、探せば見つかるもので、ある日は、子どもたちが使っていない目覚まし時計2つと、ちょっと変わったデザインのおもしろティッシュカバー、計3点を捨てることができました。

さらに、捨てる際に大切にしたことは、「使えるか使えないか」ではなく、「今、使うか使わないか」「今どうしても必要か」で、判断すること。

保冷バッグ

この保冷バッグは、きれいですし、壊れてもいない。いつかは使うことができますが、娘たちは二人とも部活を終え、家族で保冷バッグを持って出かけることもあまりありません。

今は使わないので、捨てることにしました。

こうして、頭のなかで「捨てる」を意識して暮らすと、とてもおもしろいことが起こりました。

今までは気にならなかった場所でも、「もしかして、ここにいらないものがあるかも…」と、開いてみたり、のぞいてみたりするようになったのです。

娘たちにも、「ここだけ、ちょっと見てみて~」と声がけし、協力してもらっています。

私も隙間時間に「この場所だけ」「このファイルだけ」と見てみたら、プリントや問題集だけでも、一週間で、二袋分くらいの不要品が集まりました。

「1日1個捨てる」という意識をもつだけで、その何倍もの成果が表れていることに、驚いているのは私自身。

ご褒美

思った以上に捨てることができたとき用に、自分へのごほうびも用意しておき、やる気を引き出しております。

もちろん、ごほうびはお菓子など、なくなるものが基本です。

【若松美穂(わかまつみほ)】 お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「“いま”と“みらい”のへや」にて最新情報を更新中