●子育てにも芸人のサガが出てしまう!
――子育てのお話も本の中に少し出てきますよね。私生活では子育てで、気をつけてらっしゃることはありますか?
すべての画像を見る(全5枚)菅:僕は子どもがいちばんじゃないというふうにとらえてますね。どうしても、子ども中心にはなりますし、それはしょうがない側面はあるんですけど、かといって子どもがいちばんで夫婦が2番、3番という感覚はなくて、僕も妻も子どもも並列の感覚なので、そういう子育てをしたい。
要は、“あなたのためにしてあげたんだよ”というのがあんまり好きじゃないんですよね。「これだけしたのに」とか「こうやってあげたのに」みたいなのがあったりすると、子どもが思ってた人生じゃないと、がっかりしてしまう。だから、それをあまり持たないようにしていきたいなと思ってますかね。
宇治原:なに言っても、「おまえ好感度取りにいってるやろ」みたいな答えしか思い浮かばんな…(笑)。まあ、情報に流されすぎない、ということは気をつけてますね。夫婦で話をするときにも、相手にもそれを注意するようにということは意識的にやってるかもしれないです。
皆、情報を取りに行きすぎてがんじがらめになってる感じがして。なんにもしなかったらあかんわけじゃないと思う。僕らは今の育児してる層よりちょっと古い人間だから、親の感じがもっと適当やったというか…。育児をしている層が真面目すぎるというか、もうちょっと適当でええで、っていうのは結構気にしてます。
――なるほど。では、お子さんからどんなパパだと思われていると思いますか?
菅:僕は完全に遊び相手ちゃうかな。寝かしつけが得意で結構すぐ寝てたんですけど、最近、僕の顔見たら、ニヤニヤするんですよ。「寝かそうとしてるやん」って(笑)。そうなると笑かしてしまう自分もいるんですよね。子守唄をちょっと違う感じで歌ってみたり。これしたら絶対に寝ぇへんのに。でもウケてるしな、っていう芸人のサガが出てしまうときがあります。
宇治原:う~ん…。決定権を持っている人間だとは思ってるかもしれないですね。夫婦の感覚が近しい部分もあったりして、最終的に父親が怒ったら、めちゃくちゃ怖いからやめといた方がいいとか、お互いを立てて子どもが尊敬するようにもっていこうとはおそらくしてると思います。
●ロザンから読者へ一言
――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
菅:僕の本の宣伝で申し訳ないんですけど、お時間がない方って結構おられると思うんですけど、すき間時間に読める本にはなっているし、笑える本になっていると思うので、家事や育児の息抜きになってくれたらありがたいかなと思ってます。
宇治原:読者に伝えることかどうか分からないですけど、ちょっとやっぱり、情報の波に…飲まれてる。情報をインプットしない時間はすごく重要なんですよね。インプット、アウトプットが大事って話はわかりますけど、インプットしてアウトプットするまで間の時間がいちばん大事。
でも、それが今どんどんなくなっていて、考える時間がないんですよね。なにもしないと思った時間でもスマホを見てたり。情報のインプットの休憩時間も必要やなと思いながら、雑誌見たり本読んだりしてもらったらいいんちゃうかなと思います。