主菜は決まっても主菜に合わせる副菜が思いつかない、という悩みをもっている方が多いのではないでしょうか。人気日本料理店「賛否両論」店主・笠原将弘さんは副菜をつくろうと思ったとき、真っ先に卵を思い浮かべるのだそう。卵はどんな素材にも合い、どんな調理法でも主菜に負けないくらいおいしいというのがいちばんの強みという笠原さんに、簡単で手軽につくれる副菜レシピを教えてもらいました。
笠原さんがつくる絶品!「カレー煮卵」
味がよく染みた煮卵は、おかずにもおつまみにも便利な一品。笠原流の煮卵はカレー風味。野菜も一緒に漬けこみます。おいしさを左右する絶妙な半熟具合になるコツも紹介します。
●カレー煮卵
野菜と一緒に漬けておかず感をアップ。
材料(4人分)
- 卵(常温に戻しておく) 4個
- タマネギ 1/2個
- ニンジン 1/2本(100g)
- A[だし汁1と1/2カップ しょうゆ大さじ2 みりん大さじ2 カレー粉大さじ1/2 砂糖大さじ1/2]
- 粗びきコショウ(黒) 少し
【つくり方】
(1) 鍋にたっぷりの湯を沸かして卵を静かに入れ、6分30秒ゆでる。氷水に取り、殻をむく。タマネギは薄切りにし、ニンジンは5cm長さの細切りにする。
(2) 鍋にAと(1)のタマネギ、ニンジンを入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせて冷ます。
(3) ポリ袋に(1)のゆで卵と(2)を入れ、冷蔵庫にひと晩おく。ゆで卵を半分に切って野菜とともに器に盛り、コショウをふる。
【笠原メモ】
卵は半熟にゆでるのがポイント! 水からではなく、熱湯に入れて時間どおりにゆでると、ベストな状態に。
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
笠原将弘さんの毎日の献立づくりに役立つ『笠原将弘の副菜の極み158』(扶桑社刊)はただいま発売中。