●友達づくりは「好きなもの」で

――平野さんとのコラボは、君島さんの方から声をかけたと伺ったのですが、どんどん自分から積極的にコミュニケーションはとられますか?

君島さん
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君島:そうですね。でも逆に声をかけられた方からすると、私はもっと女王様みたいな態度の人かと思われているらしくて。DMを送ったときに、あまりにも普通だったらしく、これは「君島十和子の騙り(偽物)じゃないかと思いました」って、「本人じゃないと思いました」って、まあまあの人たちに言われました(笑)。

でも、本当に、そういう人たちが心よく振り返ってくれるっていうのはありがたいなと思います。やっぱり一緒にお話しすることでしか感じられない空気感ってありますから。それってすごく今の私には必要だなって思っています!

――50代になると、新しく友人をつくるのも難しいかなと思うのですが、君島さんは積極的に交流されていてすてきですね。

君島:女性はどうしても子育てなどで友達と距離が空いてしまって、なかなか相談できる人がいない方も結構いらっしゃると思うんですけれど、そういう好きなことや趣味でつながるのが、友達づくりのコツとしてはいいと思うんですよね。“なにかが好き”っていうつながりだと、争いもあまり生まれないですし。

たとえば、ママ友のつながりだと、ついつい子ども同士を比べてしまったりすることもあるかもしれませんが、「推し友」だとみんな見てる方向が一方向なので、あんまり揉めないです。娘たちとも同じ目線で語れるポイントでもありますし、世代を超えて話もできますしね。

私がアイドルを好きなのは、彼女たちになりたいというわけではなくて、あの彼女たちに何万、何十万っていう人たちが惹かれている、その魅力ってなんだろう、みんなが美しいと感じる、みんなが憧れる、その魅力の素はなんだろう、っていうのを読み解いていくのが好きなんですよね。