いつまでも元気で楽しく過ごすために、食事でとる塩分は気にしたいもの。料理家の藤井恵さんが考案した、減塩でもおいしい「キノコのマリネ」と「カボチャのヨーグルトサラダ」のレシピを紹介します。サブおかずとしてはもちろんつまみにも最適で、つくって冷蔵庫にあると安心!
冷蔵庫に常備してあると安心する野菜のおかず
冷蔵庫の中につくり置きのおかずがあると、心に余裕が生まれます。手間をかけず簡単につくれて、それだけで立派な一皿になる常備菜のレシピを紹介します。
●キノコのマリネ
焼きつけて水分を飛ばしたキノコは香ばしくて食感も抜群。さわやかな酸味が効いてワインのお供にもぴったりです
材料(2人分)
- シイタケ 2枚
- マイタケ 1パック
- エリンギ 1パック
- オリーブオイル 大さじ1
- A[ローリエ1枚 白ワインビネガー大さじ1 タマネギ(すりおろす)小さじ1 塩小さじ1/6 コショウ少し]
【つくり方】
(1) シイタケは石づきを除いて半分に切る。マイタケは小房に分ける。エリンギは長さを半分に切って縦4つ割りにする。
(2) フライパンにオリーブオイルを強火で熱し、(1)を入れて全体を香ばしく焼く。
(3) ボウルにAを混ぜ合わせ、(2)を加えてあえ、10分以上味をなじませる。
[1人分92kcal、塩分0.5g]●カボチャのヨーグルトサラダ
ヨーグルトのコクとカレー粉の香りがかぼちゃの甘味によくマッチ。これなら、塩に頼らなくても絶品です
材料(2人分)
- カボチャ 1/8個(150g)
- タマネギ 1/4個(50g)
- アーモンド(素焼き無塩) 20g
- A[プレーンヨーグルト(無糖) 大さじ3 カレー粉小さじ1/2 塩小さじ1/6]
【つくり方】
(1) カボチャは種とワタを除いて3cm角に切る。タマネギは薄切りにする。アーモンドはフライパンでから炒りし、粗く刻む。
(2) 耐熱皿に(1)のカボチャ、タマネギを入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で4分ほど加熱し、そのまま3分蒸らす。皿についた水気を除き、フォークなどでざっくりつぶし、(1)のアーモンド、Aを加えてあえる。
[1人分142kcal、塩分0.5g]
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
計量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです
電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります
電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください
液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください
藤井恵さんの『適塩でごはん革命 塩分ひかえめでもとびきりおいしいレシピ』(扶桑社刊)が発売中。余分な塩分をカットした“適塩"のレシピがだれでも簡単においしくつくれる一冊です。