クローゼットは服であふれているのに、なぜか着たい服が見つからない…。そんな悩みを抱える人の多くは、「服の持ちすぎが原因」と話すのは、スタイリストの霜鳥まき子さん。「把握できない量の服がクローゼットにあると着たい服が見つけられず、コーディネートを考えるのもおっくうになります」。今の自分に合う服に絞って、おしゃれをもっとラクに楽しくしましょう。
不要な服を手放せば、おしゃれがもっと楽しくなる!
クローゼットを整理したいのに、いつも途中で挫折してしまう…という人は、心理的な壁に苦しめられてるのかも。でも大丈夫! 服捨てのハードルになりがちなお悩みを、洋服のプロであるパーソナルスタイリストの霜鳥まき子さんが解決します!
すべての画像を見る(全5枚)●Q1、物価の高騰で服を捨てるのに抵抗を感じてしまいます…
A1、悩んだら捨てなくても大丈夫!しっかり着たおせば罪悪感なく手放せます
「まずは、しっかり服を着たおすことが大事。十分に着た服なら、捨てるときの罪悪感もありません。それでも捨てたくなかったり、判断に悩む服は無理に捨てず、紙袋や段ボール箱など、いわば“2軍ボックス”に待機させて、捨てどきを待ちましょう」
●Q2、ユニクロなどのプチプラ服。まだきれいなのに捨てるのは抵抗あります
A2、ノンブランドでも買い取ってくれるショップがあります!
「ファストファッションも買取OKな、BOOKOFFなどのサービスを活用してみて! シーズン初めに、その時季のアイテムを持ち込むのが買い取り価格アップの秘訣です」
霜鳥さんの【BOOKOFF】「ユニクロ」買取ルポ
本だけのイメージがありますが、じつは洋服も、ブランド・ノンブランドを問わず1点から引き取り可能。靴やバッグなどもまとめて査定してくれて、その場で買い取りが完結します。
霜鳥さんは「すぐ店頭に並べられて、今お客さんが手に取りたくなる季節感の服」を意識して売りに行ったそう。
●Q3、服を手放すのって面倒で…
A3、買い物と服捨てをセットにしてみて
「店頭に回収ボックスのあるショップも活用し、“1着買ったら、1着処分する”をルールにしてみては? 買うときに吟味するようになるから、より愛着を持って洋服を着られるようになりますよ」。
【H&M】の「回収ボックス」とは?
ブランドや状態を問わず不要な衣類を回収してくれるボックスを店舗に設置。会員は袋1つ分の洋服につき500円オフのクーポン券がもらえる。
●Q4、娘のためにいい服は残しておきたい…
A4、リバイバルで再流行しても同じようで別物なんです!
お洋服が好きなお子さんがいる場合、自分のお気に入り服は継がせたい、と思いますよね。「でも、昔の服が再び流行ったとしても、シルエットが少し違ったりして、5年後、10年後に着こなすのは難しいもの。娘さん自身が本当に欲しいと言ったものだけ、クローゼットとは別の場所に保管を。いい服こそ、価値が高いうちに買い取りを検討して!」
【2nd STREET】などブランド買取に強いをセレクトして
ブランド品の買い取りに強いリユースショップ。店頭買取のほか、「Web(宅配)買取サービス」も実施。ネットで予約すると、無料で指定の日時に品物を自宅から引き取って、後日査定してくれる。
●Q5、「ちょっといい服」と「プチプラ服」今後買うならどっち?
A5、大人世代になったら、トレンドものはプチプラがおすすめ
「大人になると、若い頃より素材や縫製のよしあしが目立ちやすくなります。ベーシックなアイテムにはお金をかけ、ワンシーズンだけ楽しむトレンドものはプチプラを活用して」
ESSE6月号の「“服捨て”レッスン」特集では、使える服だけのすっきりクローゼットのつくり方や即捨てアイテムリスト、大人が残すべきトップス・捨てるべきトップスを紹介しています。プロのアドバイスのもと不要な服を手放し、今の自分に似合う服を絞れば、おしゃれがより楽しくなること間違いなしです!