●「義実家の人間関係はとてもストレスです」
家庭以外にも、人間関係の悩みは尽きることはありません。職場やママ友のほかに、義両親やその親戚づき合いなども女性の役割ではないでしょうか。最近では、夫一族とは夫だけがつき合えばいい。という割りきった考え方も増えていきていますが、実際は夫の両親に気を遣う、親戚の集まりにつき合わされるのがつらいという本音はまだまだ多いです。でも一方で「いいお嫁さんに見られたい、見られなくちゃいけない」という考えもあります。
余談ですが、結婚式の祝辞で仲人さんの挨拶で花嫁が白無垢を着る意味を知ったとき、びっくりした記憶があります。「嫁ぎ先の家風に染まる」という…とんでもない。私にはできないと強く思いました。相手の言う通りに行動していると、自分を押し込めることになり、ストレスからしんどくなるのです。
まずは自分の価値観をはっきりさせて、無自覚にしてきた選択を自分はどう思うのかを考えるところから始めてみるといいかもしれません。
●「ゴミ出しのご近所さんの目も気にしています」
すべての画像を見る(全4枚)私は郊外の一軒家に住んでいます。引っ越したのは25年以上前のこと。まだ若かった私は、ご近所づき合いにビクビクしていました。自分の親と変わらない年代の世帯が多い中、失礼のないように随分気を使ったものです。でも、残念なことにゴミの出し方にチクっと嫌味を言われ、正直「怖い~」と思いました。「いったいどこが間違っているのだろう?」と、神経質にもなりました。マヨネーズの容器を洗って捨てるようにしたり、ペットボトルのラベルを剥がして燃えるゴミと分けたり…。
あれから、ウン十年たっても、間違って出されたゴミ袋を見つけると、体が硬く緊張しているのに気づきます。妹がマンションのごみ置き場にゴミを出そうとしたら、その前で高齢のご婦人に「出しといてあげる」と言われびっくりしたそうです。どこの場所にもゴミ奉行がいるものですね。
●「年齢って言わなければいけないですか?」
所帯じみないように気をつけているつもりなので、「えー、そんな歳に見えない」と言われると、つい嬉しくなります。でも「年齢不詳」は若づくりや老け見えの意味もありますから。自分の年齢をあえて言う必要はないのではないでしょうか。何歳に見られるかよりイキイキした姿を見せたいと思うようになりました。
●「やりがいより欲しいのはお金です」
会社員をやっていた頃、仕事にやりがいを求めていましたが、正直「ライスワーク」でした。夫婦関係に不満があると「経済的に自立したい」と考える女性は少なくありません。また、そこに問題はなくても、子どもの教育費のためにがんばる母親も多いです。実際、私がそうでした。やっと夢中になれる仕事についたのは子育て終了後です。
もし、「お金」の問題が一段落したら、「やりがい」や「生きがい」「ライフスタイル」など多角的な視点で仕事について考えてみましょう。「なぜ仕事をするのか」を再確認のチャンスです。
いかがでしたでしょうか? 仕事をして子育てもして、そのうえ家内のことまでひとりでやる主婦業は役割が多すぎると感じます。夫に定年は要らないけれど主婦の定年制度が欲しいと思うのは私だけでしょうか。みなさまには徐々にでも自分らしく生きてほしいと願います。