リフォームや新築で、内装材をどうするは悩みのタネ。3年前に築20年のマンションを購入した日刊住まいライターは、リフォーム会社に勤めていた頃から、使いたいと思っていた内装材をセレクト。イメージしていたとおりで満足している反面、「今すぐにでも替えたい!」と後悔しているものも。自宅の様子を紹介。

リビング
筆者の家のリビング。アクセントクロスがあるだけで、おしゃれに見える!
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リフォーム工事前のマンションを購入、一部内装を選ぶ

リビングのアクセントクロス

筆者は夫婦と2歳児1人の3人家族。3年前に築20年のマンションを購入しました。

リフォームを行ってから売却される予定の物件だったため、使用する設備や間取りはすでに決まっていました。しかし、工事着手前に購入を決めたので、内装材の選定はこちらで行うことに。

筆者の前職はリフォーム会社の営業。在職中は、数々の現場を見てきました。その経験から、「床と建具はこの組み合わせが好相性!」「自分の家でもこの壁紙を使ってみたい」などさまざまな構想がありました。

吟味して内装材を決定したわけですが、「これにしてよかった!」と思う部分がある一方で、いざ住んでみて「失敗した…」と思う部分も。

 

お気に入り1.オークのフローリング×ブラウンの建具

オークのフローリングとブラウンの建具

床材・建具ともに、商品は決定していたものの、色は好きに選べました。わが家で採用したのは、オークのフローリングとブラウンの建具。

筆者のフローリング選びの条件は以下の2つです。
・髪の毛やホコリが目立ちにくいこと
・手持ちの家具(オーク材やウォルナット材のものが多かった)と相性がいい色であること

建具も同じ色味にするか迷いました。しかし、床材と建具のメーカーが違ったため、同じオークカラーでも、木目や色のニュアンスが異なります。組み合わせると不自然に思えて、あえてブラウンをチョイス。結果的に、床や家具とも相性がよく、気に入っています。

近年、真っ白もしくは黒に近い床にダークカラーの建具という組み合わせを、よく見かけます。当初、筆者も白い床にダークカラーの建具という、パキっとした色の組み合わせもすてきだなと思い、採用を検討しました。しかし、わが家の家具とは合わない気がしてやめました。

業者に聞いたところ、内装をお任せにした場合は「白い床×ダークカラーの建具」にする予定だったそうです。

 

お気に入り2.リビングと寝室のアクセントクロス

寝室のアクセントクロス

思いきって、憧れだったアクセントクロスにトライしました。結論から言えば、とっても気に入っています。この壁があるだけで、インテリアのセンスがなくとも、部屋がおしゃれに見える気がするのです。

まずは、リビングの一面に貼ったグレーのクロス(写真上)。少しずつものが増え、家具の色に統一感がないのですが、グレーはそのどれとも好相性です。

クロスの選定は、カタログにさまざまなグレーがあったので迷いました。最終的には「迷ったら濃い方」という前職の先輩の教えを守って決めました。

「面積効果」(目の錯覚のようなもの)により、同じ色でも広い面積の方がより明るく、狭い面積の方がより暗く見えるそう。クロスの見本はカタログ上では数㎝角、大きめのサンプルを取り寄せてもA4サイズ程度がほとんどです。

つまり、クロス自体は同じ色なのに「見本では暗めに、実際貼ったものは明るめに見える」というわけ。

筆者の経験では、「これくらいの色味がいいな」と思うもの同士で迷っているのであれば、濃い方を選択すると、より理想に近づけると思います。

 

寝室に青いクロス

アクセントクロスはもう1か所。寝室に青いクロスです。リビングのクロスをグレーと青で迷っていたので、不採用になったものをこちらに。安直な理由でしたが、結果的に気に入っています。

こちらの壁際には、間接照明を設置しています。点灯させた際に、白い壁よりほどよく薄暗く反射するので、とてもよい雰囲気に。この経験から、もしリフォームなどのチャンスがあれば、天井にも濃い色のクロスを使ってみたいなと思っています。