イラストレーターのなとみみわさんは、子どもが独立し、介護していた義母を看取ったあと、49歳で離婚、おひとりさまに。現在52歳のなとみさんですが、心身の衰えやこれから先の不安など、いろいろな場面で「老い」を実感するようになったそう。そんななとみさんが、自分の「老い」について考え、向き合っていく連載「なとみみわの明るく老いに向き合い中!」。前回、20万円のウィッグを購入したなとみさん。今回は、その際に開催していた「脳内サミット」について。
50代は悩みの尽きないお年頃。なにかとお金がかかるんです
すべての画像を見る(全3枚)みなさま大変ご無沙汰しております。アラフィフイラストレーター、なとみみわでございます。最後に登場したのはなんと8月。まだ暑い盛りでございました。あれから半年ちょっと時が過ぎ、干支が寅さんからうさちゃんに年も変わり、春の気配を感じる日本列島。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
前回のお話は、「薄毛のアラフィフ、ウィッグを買う」でしたね。
るんるん気分でウィッグ三昧な私なのですが、薄毛は止まるところを知りません。どんどん抜けて、それはまるで南米大陸の熱帯雨林が伐採で消えていくかのごとく…危機感と焦燥感が募る日々。だから思います。「ああ…あのときウィッグ買っといて本当によかった!」って(笑)。
でもこのウィッグって20万円なわけですよ。薄毛のために、20万。信じられます? 30代の人ー? アラフィフはいろいろとお金がかかるんですよ。
50代初期は、まだ若い自分を引きずっていて、迫りくる老いに、ジタバタしてる時期。エステで贅肉とってこようかしら。目の下のでっかいシミどうにかしたい。このシワとたるみなんとかならないかしら。といった具合に、ジタバタしてるわけですよ。でも全部どうにかできる人って、ひと握りの富裕層だけ。
「ひとり脳内サミット」開催!今回の議題は…
なので最近私は「一人脳内サミット」を開催しております。議題の約9割を占めるのが、「なとみみわマイナス10歳若見え大作戦」なわけです。
ウィッグ購入の際も、繰り返し「脳内サミット」を開催しました。
なとみA:「え~、皆さんは朝、自分の顔を鏡で見て、『あと5mm顔が上がってくれたらなぁ』って思ったことはありませんか? 顔の皮膚をピッとてのひらで持ち上げてみる。やっぱり5mmだ。5mmが自然。5mm上がれば、法令線も薄くなるし、口元や目元のシワも薄くなる。アゴのモタモタッとしたたるみだって、ほら~、いい感じでなくなるわ~って。なので若見えのためには、顔のリフトアップが必須!! この施術をいちばん最初にお金をかけてやるべきだと思います」
なとみB:「顔全体のリフトアップには大賛成なのですが、これらの施術で目の下のたるみも改善できるのか? ということがポイントだと思います」
一同ざわつく。ザワザワ…。
なとみB:「私たちの若見えを阻む最大の難所、それがこの目の下のたるみ。この目の下のたるみは、目のまわりの筋肉の衰えにより、押し出され、飛び出てきた脂肪です。リフトアップでどのくらい目の下の脂肪が改善されるのか! ということです。それが望めないのであれば、真っ先に、眼窩脂肪の除去を私は提案したいと思います!」
一同拍手。パチパチパチ。
なとみC:「今のお話、心に染み入りました。我々が真っ先にやるべき施術は、目の下のたるみ取りだ!」
なとみA:「…そうだった。わたしたちが長年気に病んでいるのは、目の下のたるみだ。われわれは今このたるみに、最大限の財源を注ぎ込むべきなのだ!」