7.バルコニーと連続感をもたせる
すべての画像を見る(全20枚)2階にリビングダイニングがあるお宅では、バルコニーとの連続感もポイント。このお宅では畳リビングとバルコニーのデッキテラスの床高さをほぼフラットに。内外の一体感を重視しました。
8.2方向に抜けをつくる
室内空間は基本的に壁で囲われていますが、窓を設けることで人の意識が外へと抜け、開放感が得られます。その際、対向する2方向への抜けをつくると効果的です。
このお宅では北側に生産緑地の豊かな緑があることを生かし、南側の庭のみならず北側の緑地へも高窓で抜けをつくりました。
リビングダイニングから南北双方へ、抜け感のある心地よさを実現しています。
狭い敷地だからとあきらめないで!
コンパクトな家でも開放感のあるリビングダイニングをつくる手法について見てきました。ポイントとしては「リビングダイニングに一体感をもたせる」「なるべくさまざまなスペースをリビングダイニングと連続させる」「内外の連続感や視線の抜けを設ける」といった点が大切になります。
こうした手法を意識すれば、床面積はコンパクトでも「広く感じられる」「開放感があって心地よい」リビングダイニングを実現できるのが、家づくりのおもしろいところです。そこには、デザインの専門家である設計士のセンスや技術を生かすことも大切。ぜひ、信頼できる設計士とタッグを組んで、楽しい家づくりを!