テレビ、雑誌で活躍する人気料理家・藤井恵さんに、食卓の定番の「キャベツ」を手軽においしく食べる方法を教わりました。仕事、育児で時間がない人にも、世帯の人数が減って、1人分や2人分のご飯づくりがおっくうになってきた人にもおすすめです。
塩キャベツとアレンジレシピ
野菜は新鮮なうちに下ごしらえをし、軽く味つけをして保存するのが藤井さん流。
「切りおき、ゆでおきするだけでももちろん便利ですが、薄味をつけておくとそのまま食べられるから、あと一品ほしい、というときに大助かりです」
キャベツは千切りにしてさっと混ぜておくと、かさが減るので、丸ごと1個もラクラク食べきれます。新鮮なうちにこのひと手間をかけておけば、ずっとおいしくいただけて、サラダや肉料理のつけ合わせ、サンドイッチの具などに便利に使いまわせます。
●塩キャベツ
すべての画像を見る(全2枚)材料(つくりやすい分量)
塩はキャベツの量の1.5%に
- キャベツ 1個(1kg)
- 塩 大さじ1
【つくり方】
(1) キャベツは繊維を断つように、3~4mm幅に千切りにする。
(2) ボウルに(1)を入れ、塩をふってまぶす。
(3) 保存容器に(2)を入れ、冷蔵庫で保存する。
【POINT】
・繊維を断つように切ると、やわらかな歯ざわりに。やや太めのほうが保存してもへたりにくく、キャベツの味も生きます。
・塩をふって混ぜるときは、もまずに優しく混ぜてください。全体に塩が行き渡れば、あとは自然にしっとりします。大きいボウルがなければ、2回に分けてまぶせばOK。
・時間がたつと、酸味が増します。肉料理のつけ合わせや、スープの具にしてもおいしい。
●【アレンジレシピ】コールスローサラダ
オイルベースのさっぱり味。お弁当にも!
材料(2人分)
- 塩キャベツ 300g
- A[タマネギ(みじん切り)1/4個、白ワインビネガー(または酢)大さじ1]
- コーン缶(ホール状) 大さじ4
- オリーブオイル 大さじ1
- コショウ 少し
【つくり方】
(1) ボウルにAを混ぜ合わせて1~2分おく。
(2) 塩キャベツは水気を軽く絞って(1)に加え、コーンとオリーブオイル、コショウを加えてあえる。
メリットいっぱいの「野菜ストック」を1冊にまとめた『藤井 恵の季節を味わう野菜ストック』(扶桑社刊)が発売中。一年中手に入りやすい野菜や、春夏秋冬の旬の野菜、乾物などのストックレシピ34点と、アレンジレシピ126点を収録しています。