クローゼットの中に服はたくさんあるのに、服が決まらない、おしゃれ迷子になってしまう…。そんな人も多いのでは? 整理収納アドバイザーの三條凛花さんに、おしゃれに迷わないすっきりクローゼットのヒントについて教えてもらいました。

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使わない色を決めるだけでクローゼットがすっきり!

クローゼットには服がぎゅうぎゅうにつまっているのに、ここから「着る服」を選べない…。これは、コーディネートを考えるのが苦手だった私の悩みです。いまは毎日数秒で服が決まるようになったので、過去の私と似た悩みを持つ方に向けてこの記事を書いています。「スペースが少なくて困っている方」や「色合わせが苦手な方」にとくにおすすめな服の減らし方メソッドです。

クローゼット

整理収納アドバイザーを目指して勉強しはじめたころのことです。ふと思い立って、クローゼットにあった大量の服を20着以内に減らしました。ところが、減らしても「着る服」のなさは変わりません。また新しい服が増えて、リバウンドするだけでした。

試行錯誤した結果、3つのルールが決まりました。そして、たったそれだけでクローゼットがみるみる片づき、「着られる服ばかり」の生きたクローゼットに変わったのです。私のようにセンスに自信がない人でもかんたんに始められる、魔法のクローゼットルールをこっそりお伝えします。

●おしゃれ迷子な人ほど「色を絞る」。おしゃれになる3つのルール

私はおしゃれが苦手です。それは今でも変わりません。それでも、今では毎朝5秒もかからずに服を選ぶことができます。

絞りルール

それは、服のマイルールを絞ったからです。3つのルールを決めました。

(1) 色を絞る

(2) 形を絞る

(3) 定番を絞る

いちばん効果的なルールは「色」です。だから、色について詳しく、それ以外はさらっとお話していきますね。

●「色」を絞るだけで色合わせに迷わなくなる!

いちばん大事なのは「色」を絞ることです。もしあなたが「おしゃれが好きで得意、たくさん服を持ちたい!」のではなく、私のように「おしゃれが苦手」な場合は、まず色を少なく持つことをおすすめします

具体的にいうと、この表を埋めるように、持つべき色を絞っていきます。

色のルール

まずは、以下の私のクローゼットの変遷をご覧ください。服が溢れかえっていた時代の写真は残っていませんでしたが、試行錯誤する様子は記録されています。

クローゼット遍歴

具体的にいうと「ベーシックカラー5つ以内」+「アクセントカラー1~2つ」+「自分の服には絶対使わないベーシックカラー」を決めることです。

・ベーシックカラーを選ぶ

ベーシックカラーとは

ここでいうベーシックカラーは白・黒・グレー・ベージュ・ブラウン・ネイビー・カーキのこと。

・アクセントカラーを選ぶ

アクセントカラーとは

アクセントカラーは、ここから1つ選びましょう。

隣り合うものを混ぜる

これは色味を決めるヒントとして用意した画像です。実際に服を決めるときはこれより薄くても、濃くても、淡くても、くすんでいても大丈夫です。1つに絞りづらい場合は、色の相関図で隣り合う色を組み合わせたりしても。

反対側の色

このように、 反対側の色を選んだりすると決めやすいと思います。