ものが多くごちゃつきがちなキッチン。毎日使う場所だからこそ、動線を意識して使いやすくものを収納したいですよね。ここでは、ライフオーガナイザーの高田舞子さんに、使いやすいキッチン収納の工夫を教えてもらいました。
無印良品のユニットシェルフで、キッチンをオープン収納に
結婚当初に購入した背の高い食器棚。1年前の引っ越しの際、思い切って手放しました。値はつかず逆に処分費を支払うことにはなりましたが、小柄な私にとって上部の棚は使いにくく、手放してスッキリ!
●引っ越しを機に背の高い食器棚を手放し、無印のシェルフに
すべての画像を見る(全10枚)現在は無印良品のユニットシェルフをキッチン収納にしています。腰高85cmでそろえ、圧迫感を排除。冷蔵庫の使い勝手上、シェルフを並べて幅広に配置することができませんでしたが、それでもキッチン家事の動線としては上々です。
●オープン収納の不安
ユニットシェルフでキッチン収納を計画する際、いちばんに気になったのがオープン収納の是非。火や油を使うキッチンですし、ホコリもたまるはず。食器の収納にオープンスタイルはどうなのか? と悩みましたが、ふと飲食店を思い浮かべました。
ラーメン店から割烹まで、食器をオープン棚に収納しているお店は多い。強引な考え方かもしれませんが、「大丈夫! 死にはしない!」と開き直れました。
●ユニットシェルフでキッチン収納
キッチンの後ろの収納として、幅86cm×高さ85cmのシェルフを2つ設置しています。どちらも共通して、電子レンジやトースター、コーヒーメーカーなどの家電類を棚上段、食器類を中段、食材ストックや鍋などを下段に収納。
入口から近いほうには、電子レンジや食器、食材ストック、鍋など調理にかかわるものをメインに収納しています。
電子レンジの隣、上段には子ども用のコップやプラスチック製のお皿を。子どもも冷蔵庫から牛乳を、カゴからコップを取り、ササっと好きな飲み物を飲んでいます。
電子レンジ下には無印良品の紙製ファイルケースに子どものお菓子ストックを。キッチンの入り口に当たる場所で、動線も最低限です。
中段には洋食器を。よく使う飯椀や和食器などはコンロ下の引き出しに収納しているのですが、ここはその対面、振り返った背中側に当たります。食器をすべてコンロの近くに配置することで、調理時に動くことなくすぐに取り出せ、盛りつけもスムーズに。
下段には収納ケースを並べ、ゴミ袋や乾物のストックなどを入れています。このケースを棚板代わりに使い、鍋類もオープン収納に。
フライパン用の蒸しプレートやオーブンの天板などは、ファイルケースに立てて収納。