店舗併用の快適な家にするため、こだわった7つのポイント
1階の半分ほどがカフェの店舗と厨房。もう半分は2頭の保護犬を世話するための多目的スペースです。そして、Sさんの生活空間は2階に。
外観から2階建てとわからないように、2階部分を北側に後退させ、道路に面した南側を広いルーフバルコニーにしました。外部階段も設置してあるので、テーブルやイスを並べればオープンエアのテラス席として使うこともできます。
1.コンパクトで日当たり抜群の住居は賃貸が可能なつくり
すべての画像を見る(全10枚)2階住居部分のダイニングキッチン。バルコニーつきで日当たりがよく、休日はゆっくりくつろげる。1階とは動線を分けたので、将来賃貸にもできます。
2.生活動線を切り分けた住居の玄関
住居部分の玄関は、店舗入り口とは対角線上の最も遠い位置に。入り口が別になっていれば、2階を賃貸として貸し出した場合にもプライバシーが保たれます。
3.身支度が気持ちよくできる明るい洗面室
2階住居の洗面室はテラスに面しており、写真左側には洗濯機があります。「とても明るいので、歯磨きや洗濯をするときに気持ちがいいんですよ」。
4.非日常を演出したアメリカンなエントランス
店舗のエントランス回りには木をたくさんあしらって、シンプルな外観にナチュラルテイストをプラス。デザイナーの友人がデザインしたロゴが映えます。
5.仕事の合間に保護犬たちを見守れる窓
「人に慣れていない保護犬を飼っていて、ていねいに見守る必要があります」とSさん。厨房には、忙しい時間帯もさり気なく犬たちに目配りできる内窓をつけて。
6.客席も設営可能な見晴らしがよく広いルーフテラス
2階の面積の半分ほども占める、広いルーフバルコニーは、カフェのテラス席にも利用可能。住居とつながっているので休日にはリゾート気分を味わえます。
7.平屋のように見せて生活感を排除したシンプルな外観
2階部分を後退させて平屋のように見せた外観。カフェのエントランスにのみ木をあしらい、右側のプライベート部分は白い窓枠で外観に溶け込ませました。