●24時間、脳も体も休まることがなかった夫

悩む夫
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真面目で責任感が強い夫。体が大きいけれど威圧感はなくて、とにかく落ち着いた人でした。

そんな夫は、毎日ノルマや成果を求められ続け、誠実な顧客対応をすればするほど、精神をどんどんすり減らしてしまっていたのです。

お客さまの中には、夜中でも早朝でも、勤務時間に関係なく電話やメールをしてくる方もいたようで、夫は1日中ずっと仕事から離れることができなかったことを後から知りました。

●うつ病の治療がスタート。もうセックスどころじゃない…

落ち込む夫

投薬治療がスタートしてからも、夫はすっかり気力がない、抜け殻のような人になってしまったまま。生きているか死んでいるか本人もわかっていないのではというくらい、魂が抜けている感じ。

私がトイレに行っている間に死んでしまうかもしれないと不安になるほど、目が離せない時期もありました。

感情の起伏がなくなってしまったのかと思うほどぼんやりしている時間がある一方で、私が少しおしゃべりをすると、なんでもすぐに自分の会社の話に変換してしまい、気分が落ちたり、イライラしたりしてしまうことの繰り返し。薄氷の上を歩いているような不安定な日々でした。

結局、この出来事が引き金となり、私と夫は不妊治療の土俵にすら上がれないまま、子どもをつくる相談もできずに完全なレスに突入。
夫がうつ病で夫婦生活がなくなってしまったことで、私自身も気持ちが落ちてしまいました。そのお話はまた次回。

次回は3/18に公開予定です。ぜひご覧になってくださいね。

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