●寝ているように息を引き取ったタルボ

いちばん好きなタルボの写真。私のベッドにて
いちばん好きなタルボの写真。私のベッドにて
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恐れていた大きな痙攣や血を吐くようなことはなく、比較的、苦しまなかったのではないかと思います。ただ、本当にこれでよかったのかは、やっぱりわかりません。

あの日、暖房をつけていたら、腎不全にもっと早く気づいていたら、点滴をしていたら、もっといい救急に連れていっていたら…。後悔は尽きることがありません。

後日、お世話になった動物病院の先生にご挨拶に行きました。先生から「タルボくんもいろいろあった猫でしたけど、最後は幸せだったと思います」とおっしゃっていただき、救われた思いでした。私が実際にタルボと過ごし、老猫を飼うならやっておいた方がいいと思ったのは

<老猫を飼うならやっておきたいこと>

・老猫の飼い方の本などを一読して、注意点を把握しておく
・猫にはどんな病気があるのかを知り、治療法を知っておく
・信頼できる動物病院と救急病院を調べておく
・最後はどこまで延命するのか、家族で話し合っておく

ということです。譲渡会には、おうちのない猫ちゃんたちがまだまだたくさんいます。さみしさを乗り越えて、また困っている猫ちゃんに、おうちを与えてあげられたら、と思いました。

タルボは私に、そんな使命を与えて逝ったのかな、と今は思っています。