面倒なキッチンの大掃除ですが、「家事えもん」の愛称でおなじみのお笑い芸人・松橋周太呂さんおすすめの「おでん方式」なら、手間なくラクにピカピカにできるそう。
いったいどんな方法なのか詳しく聞きました。
キッチン回りを一網打尽にする“おでん方式”とは
使ううちに、いろんな汚れがたまっているキッチン用品。
いちいち洗うのは手間がかかりますが、「シンクに湯をはって酸素系漂白剤を溶き、汚れものを入れて1~6時間つけると、汚れがするっと落ちるんです」と松橋さん。
「いろんな汚れものを同じ液に入れるのは抵抗がありますよね。そこで、汚れの種類ごとに袋を分けました。その様子が、具の種類ごとに仕切りをつくるおでんに似ていることから、“おでん方式”と名づけたんです。この方法なら、油汚れやぬめり汚れなどあらゆる汚れをつけておくだけでキレイにできます!」
シンクいっぱいにつけおき液をつくって一気につけることで、湯の温度が下がりくく、洗剤が効果的に働くメリットも。1~6時間ほどつけおいたら、シンクの液を抜いて汚れの少ないものからぬるま湯で洗い流します。
「このとき、ゴム手袋をした手で残った汚れを軽くこすると簡単に落ちます」
おでん方式のキッチン大掃除の方法
(1)排水口を閉じる
排水溝のフタかゴミ受けをポリ袋に入れて口を閉じ、止水栓に。
「それでも水が漏れるときは、排水口にラップしてからフタをしてください」
(2)つけおき液をつくる
給湯器を60℃に設定してシンクに湯をため、酸素系漂白剤を表示通りに溶きます。
二重にしたゴミ袋につけおき液を入れ、五徳や換気扇のファンなど、油汚れのひどいものをイン。袋の口は閉じて蛇口に結ぶか養生テープなどで固定してください。
油汚れ袋同様、ゴミ袋を二重にした中に、つけおき液とともに、シンクのゴミ受けや三角コーナーなど、ぬめり汚れがひどいものをまとめます。
「ベースには、シンク回りのラックなど、汚れがひどくないものを。溝などについた汚れやくすみが落ちて、ピカピカになりますよ!」
なにかと忙しい年末で、家族の手も借りられない…そんなときは短時間、かつラクに掃除をすませたいもの。
ESSE2019年新年特大号の特集「超ラクラク大掃除」では、キッチンのほか、浴室、トイレなどキレイにしたい場所別に、簡単・キレイをかなえる掃除術を紹介しています。ぜひこちらもチェックを。