●息子たちとはオープンな関係を維持
すべての画像を見る(全2枚)こうした会話からも、RIKACOさんと息子さんたちのオープンな関係が垣間見られます。
「子どもたちが小学生の頃から、性的なことも含め、デリケートな問題も隠さずに話してきました。成長期に息子の体つきが変わってきたときも、女性の生理や妊娠についても、戸惑うことなく自然体で。もちろん、私自身に更年期の症状が起きたときも、自分の体に今なにが起きているのか、なぜこうなっているのか、率直に話しました」
RIKACOさんがどんな話題でもフラットに話すことで、二人の息子さんも自然と悩み事を打ち明けるようになったそう。
「『相談があるんだけど』『こう思ってるんだけど、どう?』とか。私から聞かなくても、困っていることがあると言ってくれるので、放っておいてもある程度の安心感がありますね」
●50代になって手放したこと
50代になって新しく始めたこともある一方、手放したこともあると言います。
「自分と向き合う時間が増えてきたことで、なにが自分にとって大切で、なにが大切ではないか、見えてきました。たとえば、変なプライドは、なにか物事を始めるとき真っ先に邪魔になるということにも気づいてきて、二の足を踏めないときは“今、プライドが邪魔してない? ”と考えてみるように。過去を振り返ってみても、プライドが先に立ってしまうと、人の目が気になって自分のやりたいことが制限されていました。絶対譲れないところがあってうまく折り合いをつけられないこともありました。
こうした反省も踏まえ、最近では、“人は人、自分は自分。人にどう思われても自分の考え方を持って自分の道をしっかり歩いていこう”という気持ちも生まれましたし、以前は譲れなかったことでも譲れるようになりました。自分と向き合うことで、“あのときうまくいかなかったのは、変なプライドが邪魔していたんだな”ということに気づけたのはよかったと思います。
今後、60代70代と年を重ねるにつれ、余計な部分がもっとそぎ落とされていくのだと思います。人生の先輩方を見ていると、物事の受け入れ方が柔軟で、生き方が上手になってきている方が多い。私もそうなりたいですね」
RIKACOさんがどのような子育てをしてきたか、どのように更年期を乗り越えてきたのか、『RIKACO LIFE』(学研プラス刊)ではより詳しくつづられています。気になる方はぜひチェックしてみては。
RIKACO LIFE(美人力PLUS)
その発言やライフスタイルで時代をリードしてきたタレントのRIKACOが、50代の今、たどり着いた、シンプルでかっこいい年齢の重ね方、暮らし方を紹介!