日本では6割の夫婦が陥ると言われるセックスレス。セックスレスだった夫の浮気現場へ突撃した福井県の主婦・久美子さん(仮名・47歳)を取材しました。家族のもとに帰ってきてほしいという願いもむなしく、愛人にゾッコンの夫。離婚をしたくない妻の捨て身の作戦はうまくいくのでしょうか。
すべての画像を見る(全5枚)40代の今もセックスレス。関係を修復しようと夫と寝てみたが…
2人目の出産直後からセックスレスに陥り、年老いた親の介護がスタート、必死に子育てに奔走していた久美子さん。15年がたった頃、夫の女性問題が表面化しました。
職場不倫していた愛人のA子とは関係が深く、ホテルを出てきた場面に踏み込んだものの、2人が別れる気配はありません。息子や娘に責められても「彼女は気になる存在なんだ」とのぼせ上がっている夫。家族全員が唖然としました。
●好きだから、なんとかしなきゃと思った
こんな夫のどこがいいんだと思われるかもしれませんが、私は夫の嘘がつけない素直な人柄を愛していたし、かわいい子どもたちとの暮らしをなんとか守りたいということだけを考えていました。
私とレスだからA子との浮気が起きてしまったのではないかと考え、なんとか夫との関係を修復しようと、家族会議のあと、夫のベッドにもぐりこんだのです。
●夫に言われた衝撃の一言
もう一度セックスをすれば、きっといろんなことを思い出してくれるはず。そう思って、ただただ必死でした。しかし、いざという場面で、夫ができなくなってしまったのです。
夫「久美子じゃダメだ」
は? 私は耳を疑いました。どういうこと? と聞くと、さらに衝撃の一言が…。
夫「整形して胸を大きくしてくれない? そしたらできると思う」
たしかに夫は、先日の家族会議で愛人のA子の胸が大きくて~という話を鼻の下を伸ばしながら話してはいましたが、まさかこの場面で蒸し返されるとは思ってもみませんでした。
私は二人の子どもを母乳で育てた授乳後の胸…。もう魅力的ではないのかもしれないけれど、一生懸命に育児した結果、夫からこんな言葉を言われるとは…。悲しみを通り越した「無」の感情になりました。
私は夫に「悪いけど、整形までして胸を大きくする気はない。人は外見じゃなくて中身だと思っているから、もういいよ」と言い、その日からもう夫と交わるどころか、ハグやキスのスキンシップも一切なくなってしまいました。