バレンタインのラブホ前。愛人に「お世話になってます」と話しかけると…

そうして迎えたバレンタインの夜。大雪の中、私はスタッドレスを履いた妹の4WDで、夫のクルマにつけたGPSを追いかけました。予想はしていたけれど、到着した場所は郊外のラブホテル。

妹
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妹が駐車場へ行き、夫のクルマが駐めてある様子を撮影。私たちはホテルの入口が見える、すぐ向かいのコンビニで待機することにしました。

数時間が過ぎ、ラブホから夫と愛人が出てきたところを写真に押さえ、私はついに夫と愛人の女性に話しかけることに。

●愛人は逃走。夫は「離婚したい」と言い出して…

スマホ

「主人がお世話になっています」。そう話しかけると、手をつないで出てきた愛人の表情が一転。怖い顔で「なにもしてませんけど」と大きな声で怒鳴って、雪のなか、道の向こう側へと走って行ってしまいました。険悪な空気になることはある程度予想していましたが、なんでこっちが逆ギレされるんだとは思いました。

妹が「待ちなさいよ」と叫びながら追いかけ、手短に「ここに連絡先を書いてもらえますか?」と聞くも、愛人はツンとした態度で完全無視。弁護士から事前にアドバイスされたとおり、落ち着いて「職場の人であることやあなたのお名前は存じておりますので、もし住所や電話番号、そして身分証の提示をいただけない場合は、会社へ連絡をとらせてもらうことになります」と言うと、すぐにペンをとって自分の住所を書き始めました。

ラブホ

妹が愛人の運転免許証の写真を撮ったりなどしている横で、夫は私にひたすら「お前がどういうつもりでこんなことをしてるのかは知らないけれど、俺はもう離婚したい。お前とは別れるって決めているから」と言っていました。私は「今それ言われても困るから、あとにして」というも、夫は愛人と帰りたいと言い出したのです。

●被害者面で泣き始める愛人

愛人と一緒に帰りたいとダダをこねる夫に「私にきちんと説明して筋を通してからにしてください」と言い、愛人のことは妹がクルマで送って行くことになりました。私は、不本意そうな顔をしている夫のクルマに乗ったのですが、「別れたい」の一点張りで膠着状態が続きました。

ラブホ

その頃、妹のクルマに乗って帰ることになった愛人は、私には「なにもしてない」と言っていたのに、「じつは胸を触られた」とか「押し倒された」、「こっちは断ったけれど無理やりされた」などと終始被害者面をしながら泣き真似までしていたそう。

以前の車内での録音を聞いていた妹は、愛人側もノリノリでホテルへ行っていたことを知っていたので、いけしゃあしゃあとつくり話をしている愛人を冷めた目で見ながら「そうなんですか~、大変でしたね~」と話を合わせて聞いていたといいます。
そんなこんなで、私の夫の不倫が確定してしまったわけですが、後日、思春期を迎えていた長女から衝撃的な告白を受けたお話はまた次回したいと思います。

◆次回のお話はこちら!

「好きすぎてどうしよう」不倫した夫の態度に息子と娘もドン引き<セックスレス・久美子さんの場合4>

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